美味しいレストランを探すときは、その国の気候と全然違うシーズンに行くと自分の好みにヒットしやすいです。
海外旅行の滞在中に、凄く美味しいと思ったお菓子をお土産に買ってきたのに、日本で食べてみたら意外と美味しくなかったと言うことは多いと思います。
やっぱり日本の気候と海外の気候はそれぞれ全然違うので、香りの立ち方が全然違うんですよね。
新しいレストランはシーズンオフに探そう
その流れで言うと、北国の料理を夏でも美味しく出すお店はすごく貴重だと思うのです。冬に行っておいしいと思った店でも、夏に行くと少々期待はずれだったりする。
特にフレンチ・レストランが顕著で、新規開拓は断然夏にやったほうが失敗しないと思ってます。少なくとも、個人の好みに合うでしょう。
生クリームとソースの合わせ方で乳化したときの分子量なんかが変わってくるし、そこが食感やコクに直結してくるはずですから。
食事を美味しく食べる条件
いま、ブラジルのカサーシャをレモンでカイピリーニャ風にしながら飲んでて思ったんです。気候風土と食べ物は、何をどうあがいたって直結してる。
さっき何か飲もうと台所を探してたら、空いてる瓶がポーランドのズブロッカしかなかったんです。これはこれで個人的な3指に入る酒なのですが、今ひとつ気分が乗らずにストッカーまで見に行ったところ、目についた瓶がカサーシャだったのです。
どちらも蒸留酒なんだし成分はそれほど変わらないはずなのですが、不思議と暑い季節には南国の飲み物が似合いますね。
そんなわけで、一人楽しく飲んだくれているわけなのです。うまうま。
空腹に勝る調味料
本当に美味しいものを食べたかったら その土地に行くのがベストです。それと同じくらい旬を待った方がポテンシャルが高いです。
空腹に勝る調味料は、きっと太陽と風で出来ている。
どうぞ、良い食卓を。
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