Twitterのツイート数取得に使われていたAPI「count.json」が、日本時間の2015/11/21ごろ利用できなくなりました。このAPI終了によって、公式ツイートボタンを使わずにツイート数を取得していた多くのサイトからツイート数表示が消えました。
でも count.json って密かにリダイレクト追跡出来てたのご存じでしたか?
旧URLのリツイート数を引き継ぐ
当サイトは以前、日付ベースのURIを発行していました。でも記事カテゴリの拡張に伴って去年の10月にURI構造を変更してます。
当然リダイレクトは掛けてますが、SNSでシェアした数字はリセットされますね。実際、おち研のカウンタも一度全てのSNSカウンタがリセットされました。それまで大きなヒット作はなかったけど、やっぱりショックは大きかったです。
あんまり悲しかったので、古いシェア数を引っ張って新しいシェア数に合算するとか言うセコいマネまでする始末。
執筆時現在、Twitterは出来なくなりましたが、はてなブックマークやFacebookなどの引き継ぎは出来ます。前のサイトが消えててもシェア数自体は再取得可能です。
実はリダイレクトに対応していた count.json
ところが、です。
旧URLがリツイートで伸びた際に新しいURLのポイントが加算されてることに気付きました。
この記事が公開された 2014/01/21 当時のツイートカウントはせいぜい 50ツイートくらいだったと思います。
その後、同年10月にURL変更&シェアカウンタのリセットを行いました。しばらくは旧シェア数をサルベージしてましたが、ページの軽量化を目的に2015年の初夏頃には新シェア数のみの運用に戻しています。
そんな折、2015/08/28 に政治家の失言が元になって再注目されました。RT含め新規に700くらいツイート数が伸びたと思います。でも、当サイトサイドバーに残したツイート数メモによると、少なくとも1791ツイートまでは行ったことを確認しています。
実は、このページで一番伸びたツイートはURLを変更する前のツイートでした。
@amiable1129 非常に興味深い内容なので実際に計算してみました。仰る通り25.5cm/7cmと23cm/5cmヒールは同程度の負荷がかかるようです。リンク先にてツイート使わせて頂いたので問題あればお知らせ下さい。 http://t.co/z81f5iecaG
— おち@WCOなのは最初に言った (@02320_ochi) 2014, 1月 20
2015/08/27 以前は35RTくらいしかシェアされてなかったはずのツイートが政治家失言を機に再発掘され、ぺこりょーしかさんの元ツイートとセットで一気に1000RT行きました。それが、+1000ツイートの上積みです。
つまり、古いURLでもリダイレクト後のRTは新しいURLのカウンタに引き継げるんです。これ、使いどころによっては地味に悪用できますよね。
count.jsonが廃止された本当かも知れない理由
Twitterのcount.jsonが廃止された理由は「ツイート投票のリアルタイムDB処理」や「リソース問題」など、技術的な部分が大きいのではと言う話が色々飛び交ってます。
このリダイレクト問題も、もちろんそういう技術的な問題のひとつだと思うんだけど、SEO的な側面もあってちょっと考えさせられます。
サイト作者としては古いツイートも拾ってくれるの確かにすごくありがたいです。でも、これはリダイレクトしなくても良いんじゃないかなぁって思ってました。
とりあえず「count.jsonは元々サードパーティーが勝手に使ってたんだから知らないよ」ってアナウンスが出たのが 2015/09/23 。「来月には止めるよ」と言ってたのが2ヶ月持ったので温情措置でしょうかね…。
SNSのシェアカウンタは人気の指標になるし、うちみたいに数少ないソーシャルシェアがTwitterに偏ってる場合は結構痛いです。
count.jsonが非公式APIであることは知ってたから塞がれるのは仕方ないと思うのですが、せめて公式ウィジェットを使うことでツイート数表示の道を残して欲しかったところです。
本当、どうにかなりませんかぬ…。(´・ω・`)
【終了したAPI】
http://urls.api.twitter.com/1/urls/count.json
https://cdn.api.twitter.com/1/urls/count.json
https://cdn.syndication.twitter.com/widgets/tweetbutton/count.json
A new design for Tweet and follow buttons – Announcements – Twitter Developers
These private JSON endpoints have been used by third-party developers over the years to retrieve a simple share count of any URL. These endpoints will be shut down next month when the Tweet button removes its share count feature.
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