OK Goの驚愕PV!最重要キャラはPerfumeじゃないのだ

おちです。

素晴らしいパフォーマンスを見せるロックバンドOK Goの新作プロモーションビデオ「I WON’T LET YOU DOWN」がこれまた凄いと話題です。

とりあえず目を引くのは

  • 突然のPerfume
  • HONDA UNI-CUB β is 何
  • 総勢2400人による一糸乱れぬパフォーマンス
  • しかもワンカット

このあたりでしょうか。ざっと見ただけでもポカーンなポイントが色々あるんですけど、関連コメントで一番びっくりしたのがこれ。

MA・JI・DE!(゜Д゜)

あまりのことに二度見しちゃったので、自分目線で気になった点をメモしておきます。

Honda UNI-CUB(ホンダ ユニカブ)のこと

今回 関連コメント追っかけてたら、カメラワークに関する意見が中心で Honda UNI-CUB についてはそれほど触れられてなかったのが意外でした。

一見するとモーターつきの一輪車ですけど、車輪自体が小車輪の集合体になってるので結構面白い動きをします。真横にも移動できるし旋回も可能。重力センサーついてて常に姿勢制御してるので、無人でも自立します。

間近で見ると結構けなげでグッと来るよ。カブとASIMOが一緒になったセグウェイみたいな感じです。

実は2014年の春から日本科学未来館で展示されてます。展示と言っても実証実験を兼ねているので単なる飾り物じゃないのが面白いところ。コミュニケーターさんが普通に館内の足として使ってます。むしろ誰も展示だと気づいてないんじゃなかろうか。

ASIMOのショーをやってる周辺か、スロープ登った上の所に良くいます。スタッフ捕まえて質問すると細かい仕様とか色々教えて貰えるよ。試乗も出来ます。興味ある人は台場にGO!

カメラの影が映ってない

さて。このビデオが実写にもかかわらず、どうして嘘くさく見えてしまうのか。

その理由の一つは、要所要所で影が映り込んでないからでしょう。PVにおいて真上から俯瞰してるフレームでは主要な視野が必ず建物の影に隠れてます。カメラを搭載したDroneの影が映り込まない場所を狙ってるんだと思われます。

改めてロケ地の全景を確認すると最終的な画角が北西を向いてるようなので、撮影時間は夕方であることが判ります。

実際の撮影では光が横から当たってるため、画角を引けば日なたに出ても機体の影は飛んでしまって目立ちません。バミ線(立ち位置確認用のマーカー)貼ってある部分と影の境界を見比べてみるとセッティングが絶妙すぎるのも見て取れる。これ、撮影可能な時間帯がかなり限られるんじゃないのかな。

初見での時間的リミッターはPerfumeのスケジュールだと思ってましたが、真のラスボスは日没でした。日長計算と振り付けの尺合わせしたの一体全体誰なんだ。

カスタムDroneがハイパワー

最後の引き絵…と言ってもワンカットなのでロングカットもへったくれもないのですが、幕引き部分で これまたびっくり。終盤でやや間延び感ありますが、衝撃の結末を迎え入れるための静寂でした。ラスト1分でDroneに驚きのスペック発覚するし変な声でたよ。

これは…総務省と県の許可も取得済みと言うことでしょうね。スタッフ抜かりねぇぇぇぇ!(((( ;゚Д゚)))

GIZMODOに実機の写真ありました。スタビライザー(手ぶれ防止装置)を支えるため、かなりしっかりカスタムされてるように見えます。

Parrot AR.Drone 2.0 エリート エディション スノー

OK Go 新作PVは針穴を通したプロの仕事

とにもかくにも『CGでしか実現し得ないであろうカメラワーク』が実写で繰り広げられてることに驚かされます。

また、ワンカット撮影は集中力が命なのでリテイクが非常に難しい。本作 I Won’t Let You Down はさらに輪を掛けた厳しい条件で縛られてたにもかかわらず軽やかにやってのけました。

これは文句なしに素晴らしい作品だと思います。違う職種の人が見たらまた別の神業が潜んでるんじゃないのかな。見つけた人は是非教えて下さい。

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