人気記事を丸ごとパクってルートにPV流し込む超絶SEOを見た

おちです。

先日、iframeタグを使ってURLを上書きするln.isの話を書いたばかりですが、実は少し前から同様の動きをするサイトについて調べてたのでメモしときます。

特定のページをiframe内に収めて検索語を盛る

見かけた手口は以下の通り。ちなみに海外のサイトです。

  • はてなブックマークやSNSで人気の出たページに目をつける
  • iframeタグを使って目的とするページの内容を全部引っ張る
  • メインカラムにワードサラダを山盛る
  • トップページにリンクを張りまくる
  • しばらく運用したら丸ごと消去

勝手に人のページを引っ張るという点において、大筋でLinkisと変わりません。

ただ、随所に「ネタ元の記事を翻訳したような文」がついていたので最初見たときは「海外記事の紹介サイト」なのかと思ってました。

もっとも海賊翻訳サイトも厳密に言うとアウトですし、ページ内には翻訳文とは別に人気のありそうな単語をマルコフ連鎖で繋げたような文も含まれていたので まともなサイトじゃないことは確かです。

人気ありそうな単語で集客してそうな黒SEO
【ページ内に書かれていた謎文章をGoogleで機械翻訳したもの】

その後、トップページに向けてベタベタリンク張ってるのに気づきました。

出~た~、周回遅れのSEO!(((( ;゚Д゚)))

どうしたものかと思ってるうちに、うちに貼りついてたページは中身を消して404エラーを返すようになっていました。せっかくなので、この状況を利用してあれこれ実験しようと思ったんですが、キャッシュもすぐ消えちゃったしキャプチャを撮りそびれて残念です。

バズった記事のおこぼれで人を集めて、無用になったら逃げちゃうんでしょう。

SEOスパム

ちなみにルート見に行ったら(たぶん)普通のセメント屋さんで、社名で検索してもナチュラルリンク貰ってない感じで完全に逆効果なのに こう言う頭悪いSEOって未だに 建材 健在なんですね。

他人の記事タイトルをパクって検索流入横取り作戦

【本章追記:2014/11/20】

おち研のインデックス状況を調べてるときに気持ち悪いサイトを見かけたので追記しときます。こちらも人気キーワードを盛り込んだワードサラダ系。先日書いた「Wikipediaの掲載順でちょっと得する誕生日の裏技」と同じタイトルで投下してきました。(記事の公開日が書かれてませんが、キャッシュ見る限りでは多分うちの記事と同日公開。)本文は一応オリジナルみたいです。

ISSプロジェクトなるサイトの機械生成コンテンツ

オリジナルの本文とは言っても、キーワードを変数にして定型文に突っ込んでるだけの自動生成文です。基本的に全部同じ文面なのでSEO的には勝手に自滅するタイプ。実際、該当ページも公開後数日にして早くも圏外に弾かれてました。なのに

「Wikipediaの掲載順でちょっと得する誕生日の裏技」このキーワードで訪れて頂いた方にネットで稼げる構築を提案したく検索エンジンに対しての最適化をしています。

…とか書かれて草不可避。当該ドメインの月間アクセス数を問い合わせたけどNDで数字全然拾えなかったし、一体何を最適化してるのか全く意味が判りません。

【 関連記事 】

誕生日欄で目立つコツWikipediaの掲載順でちょっと得する誕生日の裏技

元記事は単なるWikipediaの仕様(?)解説でした。


検索流入は一日にしてならず

ところで、先月のパンダアップデートで皆さんのページはどうなりましたか?うちは前月同日比で検索流入が倍になりました。読んで下さる皆さんどうもありがとう。

本当、こういう悪どいことやってる人達は早く滅びてください。

【関連記事】

無差別パクりサイトで自分の記事を探す方法

機械的にコピーしてるサイトの検索方法色々。

Linkis / ln.isの正体はアクセス解析アプリじゃない気がするの

iframeで人のサイトに機能追加するTwitter向けサービスの話。