今さらな話で恐縮ですが、アタリ社の「ブロックくずし」が発売37周年を記念して復活しました。Googleで「Atari Breakout」と画像検索するとゲームが遊べるようになってます。
「どうなってんの!?」とか「なぜ37周年!?」といった疑問については「HTML5ってすごいネ!」とか「いまタイアップ流行ってるよネ!」って話なんですがおそらくそんな話は語り尽くされてて、おちさん完全に乗り遅れたよ!(`・ω・´)
Google画像検索でAtari Breakoutが遊べる
そんなわけで「アタリ・ブレイクアウト」です。
Googleの画像検索で「Atari Breakout」と入力するとブロック崩しゲームが遊べます。いきなり始まるので音量に注意して下さい。
隠しボーナスなどを探してみる
オリジナル版の発売は生まれる前の話なのでリアルタイム世代じゃないんですけど、古いゲームは結構好きです。
当時のゲーム事情を語る上で欠かせない存在であるスペースインベーダーやエポック社のカセットビジョンも実家にありましたし、やはりどことなく懐かしさを感じながら楽しみました。
ちなみにうちのスペースインベーダーはアーケード版のテーブル筐体です。( ・`д・´){親のだけどな
ゲーム自体は単純だし、割とのんきに遊んでたところ、不意に「これ、2600点いったらどうなんの?」とか思った途端にあっさり死んだ1260点。
アタリと言えば、その翌年にAtari2600って有名なコンシューマー機を出してたのでnamcoタイトルにおける765点フィーチャー的なものがないかなって思ったんです。
そこで、気を取り直してもう一度チャレンジすることに…したんですけれども、結論から言えば何もなかった。(´・ω・`)
メモリアルナンバーが素通りというのに少し残念な気もしますが、イースターエッグにイースターエッグを期待するのも贅沢な話でしょうね。
2600点でのノーフィーチャーに気が抜けて3273点止まり。何度もやる気しなかったけど誰か6507点取った人いますか? #Google で #atari #breakout を画像検索するとブロックくずしができる – http://t.co/T2JmP4xi0J
— おち (@02320_ochi) 2013, 5月 15
ちなみに6507という数字は、Atari2600で使われてたプロセッサの名前ですね。
これの高機能版チップがAppleIIやファミコンに搭載されていたので、団塊ジュニア以上のエンジニアに振ったら語り出しますよ…。経験者は語る(被害者として)。
テレビゲーム黎明期や東西レーティングの違いについて
さて、このBreakout。いったい何を壊しているのかと言えば牢屋の壁で、当時のロゴも囚人服の男が煉瓦をドッカンドッカンやってたようです。
これが日本上陸の際に不謹慎だって話になってタイトルも「ブロック崩し」だなんて当たり障りのない名前になったんですけど、よくよく考えると西洋には「死にものぐるいで窮地から抜け出そうとする人」を娯楽として鑑賞する土壌があるように思います。
一昔前に流行ったテレビ番組のサバイバーなんかもそうですし、遡ればコロッセオとかと根が同じかも。
こういう文化に眉をひそめるであろう日本人が一定の割合で存在する反面、日本の漫画やゲームの場合は血しぶき飛んでも「お話だから」で済んだりしますね。
でもこれ、西洋のレーティングだと完全にアウトです。キリスト教圏では赤い血潮こそ人間の証ってロジックですから、そういう意味では流血さえなければファンタジーってことになるみたいですが。
力尽くで腕をもいでも、執拗に切り刻んでも、相手が人でないならOKみたいな。
かように対人戦闘ものだったら出血の目立たないガンアクション、剣士を出すなら緑色の体液を流すような生き物が相手って事で ひとつよろしくお願いされたりするのでしょう。
37年前に見た未来
そんなこんなで画面に広がるカラフルな壁をピコピコ打ち崩していた私。
そのラスターカラーを眺めながら「そういやブレイクアウトの開発当時ってヒッピームーブメントまっただ中だよな-」とか、「ヒッピーと言えばウォズとAppleを作る前のジョブズってAtariで働いてたんだっけかなー」とか思うと、やっぱりこんな単純なゲームでも当時はそれなりに生臭かったんだろうなと思うのでありました。
【追記 : 2013/05/27】
「二人のスティーブ」は完成基盤の部品点数を減らすことを命じられたのに、逐一ロジックにいちゃもんつけるから全然作業が捗らなかったと言いますね。
…もちろん口をはさんだのはウォズニアックです。(^^;
Ultra2000 アタリ アーケードヒッツ Vol.1 |
旧題:Google画像検索でアタリ・ブレイクアウトが電撃復活
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