名前ランキングで身バレ!?はんこタワーの売れ筋から判ること

印鑑の売れ筋ランキングで身バレする!? はんこタワーひとつで地域の文化が色々わかる名字ランキングの話です。

名前ランキングで身バレ!?はんこタワーの売れ筋から判ること

さっき回ってきた面白ツイート。

「このランキング、冷静に考えたら存在理由がわからない」…というはんこ売り場のツイート

何を言ってるの。鈴木や佐藤がランクインしてないのびっくりでしょ。

名字ランキングから地域の絞り込みが可能

名字って地域ごとにかなり分布が異なるので、うっかりSNSなどで近所の表札が映り込むと ざっくり地域バレしたりしますよね。

たとえば佐藤は東北で、鈴木は関東に多い名字なので、これらがランクインされてないってことは撮影地の候補地は高確率で西日本と考えられます。

ここで、写真に写ってる名字を名字由来ネットで調べてみましょう。

全国ランク 多い地域
山本 7位 北陸・近畿・中国
田中 4位 近畿・中国・九州北部
井上 16位 近畿・四国
松本 15位 近畿・九州
小林 9位 中部・関東
三木 339位 瀬戸内海周辺
吉田 11位 沖縄と山梨「以外」
前田 29位 近畿・九州
中村 8位 東北以外
山田 12位 北陸・中部

全国ランキングでそれほど高くない三木さんが「何故か」上位に食い込んでます。三木姓は徳島と兵庫に多いお名前みたいですね。徳島が20位で兵庫だと47位だそうです。じゃなきゃ大阪。…ふむ。

二木さんが代用として購入した可能性について

【 本章追記:2013/09/06 】三木姓が売り上げてる件について、「二木さんが改造目的で購入したのでは?」というコメントを戴きました。…正直その発想はなかった。

二木さんは人口ランキングで全国1721位の姓とのことですから、よく見る1000本ハンコタワーでは扱ってないことになりますね。

…ということは、きっと急なハンコの入り用となった二木さんが三木姓のハンコを買って慌てて印影を削り落として代用する…なんてことあるかぁー!!(;・`д・´)9

そんな少数派の二木さんがいくら買い支えたところで6位になるはずないでしょう。普通に三木姓が多い地域なんだと思います。

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「名字の売れ筋」をアナウンスすることの意味

『売れてる名字をわざわざ告知する』ことにあまり意味はなさそうですが、場合によっては有意義な理由があるのかも知れません。ランキングの意味に もう一歩踏み込んでみましょう。

売れてる名字の補充を促すための社内連絡

例えばお店の立地が官公庁街の場合、はんこそのものが売れ筋商品だったりします。うっかり商品を切らしたら大きな機会損失になるでしょう。

そうした事態を避けるためにも、こまめに補充する必要があります。そういう社内連絡としてのメモかも知れません。

土地勘のない店で印鑑を購入するようなケース

今度は客の立場で、はんこを忘れた人が飛び込み購入するケースを考えます。

名字は星の数ほどあるとは言え、トップ10の苗字だけでそれなりの割合をカバーします。一番の客層に向けて「商品を置いてますよ」とアピールすることはそれなりに有効かも知れません。

苗字ランキングを参考にしてはんこを購入する人もいる

事情があって本名とは別のはんこを購入する場合もございますね。えーと、例えば法律家がクライアントのはんこを買ったりとかですよ。

冒頭に書いた通り苗字は地域性が高いので、余所者はその土地に多い名前がわかりません。ありふれた苗字を選ぶ人、あえて多い苗字を避けるケースもあるでしょう。(震え)

いずれにせよハンコタワーにポップつけるくらいだから、お役所近くのお店じゃないかと思います。

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三文判も油断すると結構面倒に巻き込まれるって言いますよね。

冒頭にも書いたけど、苗字って地域偏在が激しいので旅先で文具屋さん入るのおすすめです。意外と面白いですよ。