貧乏削り? 泥棒削り? 鉛筆の両端削ることを何て呼んでた?

鉛筆の両端を削ることを泥棒削りとか貧乏削りと呼ぶそうです。それぞれの用語解説と全国の皆さんから寄せられたアンケート投票結果をまとめました。あなたの出身地は何位!?

貧乏削り? 泥棒削り? 鉛筆の両端削ることを何て呼んでた?

最近知ったんですが、鉛筆の両端を削って使うことを地方によっては「貧乏削り」とか「泥棒削り」と言うそうですね。

あの削り方に名前があったなんて知りませんでした。

貧乏削りとは

言わんとするところは分かります。両端を削ることで一本の鉛筆を二本分として使うってことですね。

軽く検索したら結構やってた人がいて、でも自分の周りではそれほど見かけなかったよなーって思ったら通ってた小学校では各教室に鉛筆削りが置いてあったのを思い出しました。折れたらその都度削れば済むから、あらかじめ削っておく必要がなかったのでしょう。

でも昔は鉛筆ってそれなりに高価だったし、何本も用意できない家庭にとっては苦肉の策だったと思います。

使える総量としてはむしろ不経済な貧乏削り

両端から削ったら「持ち手を確保しなきゃいけないぶん使える芯の量は目減りしちゃうんじゃないの?」

…と思ったら、実際そういう意見もあるようです。

「両端を削るのは結果的に使用出来る部分を減らすのだから、この不経済さは『金持ち削り』と呼んでも良さそうなのに、何故『貧乏削り』と呼ぶのだろうか?」という疑問を持っていた。

泥棒削り?それとも貧乏削り? – ば○こう○ちの納得いかないコーナー

かっ…金持ち削り!? ( ;゚Д゚)

なるほどだけど、その発想はなかったぞい。

泥棒削りとは

一方、鉛筆に名前を書くにあたって、おしりの塗装をそいで木部に直接ペンで記入することがあります。

泥棒削り

他人の鉛筆を盗んだ場合はそのままだと元の持ち主がばれてしまうので、証拠隠滅のためにざっくり削ることがあったとか。そのことから「両方削ってる=誰かの鉛筆を盗んだ」という発想のネーミングだそうです。

ほー。

「貧乏」「泥棒」両端削りアンケート

せっかくなので両端削りの呼び名についてアンケート開催します。

ある程度票数がまとまったら結果ご報告します。(※追記:集計結果を文末に掲載しました)

でも昔って子供でもナイフ持ち歩いてたと思う

ただ、どうにも違和感が残ります。

鉛筆が高価だった時代こそ子供がナイフ持ち歩くのも普通だったのでは。小刀の代名詞でもある肥後の守のピークって団塊ジュニアのちょっと上くらいって認識で合ってますか?

永尾駒製作所:昔なつかしいナイフ 肥後の守 青紙割り込み 大

鉛筆も買えないような貧しい(≒教育水準の低い)家庭の人こそ ナイフで小物を作ったりして遊んでたと思います。だとしたら、ビンボな子は少しでも長く使えるように片側だけ削るほうが合理的だと思うのですが。

それに誰かの鉛筆をパクったら、名前の所を一回り大きく削り直して新しい木肌に名前書き直せば済むんじゃないかな。両端削ったら泥棒呼ばわりされることが予期されるんでしょう?

鉛筆削りが普及したのは大人の過干渉

上の世代の話によると、鉛筆削りの普及は高度成長期に台頭したPTAが深く関与すると言われてます。子供から危ないものをどんどん遠ざけるようになり、その一環で子供も刃物を持てなくなった。

景気が良くなるにつれ何だかんだで鉛筆足りてたと思うし(実際のところは知らんけど)、ビンボや泥棒って言葉は次第に意味を失っていったのではないでしょうか。

三菱鉛筆 ハイユニ Hi-uni 2B ダース(12本入)

昨今100円で1ダースくらい買えちゃうからあまり意識しないけど、良い鉛筆って今も結構高価ですよね。ハイユニとか1500円以上しますし。

うちの辺りで両端削りは「みっともない」だったと思う

前述の通り周囲で両端削ってる人はほとんどいなかったのですが、思い返すと両端削ってる人の大半はお調子者だったように思います。

お調子者って家の経済状況に関係なく無駄なことするし、あまつさえその尖った鉛筆で謎の武器を工作し始めたりするので、はなはだ迷惑なわけです。

でも「危ないからやめて」が聞くような連中じゃないから、もっと「効く」表現で対抗しないといけない。それが「貧乏」や「泥棒」という表現に繋がったと推察するのですが如何でしょう。

「貧乏」は西日本で「泥棒」は東日本

ネットで実例拾ってたら「貧乏削り」と呼ばれてた地域は中部以西が多く、「泥棒削り」は関東が多い印象です。

商人文化が強い地域で貧乏呼ばわりされたり、武家文化が強い地域で泥棒扱いされることは一定の抑止効果を持つのではないかと思いました。

鉛筆の両端削りアンケート中間報告

【2015/08/15 追記】気付けば150件近くアンケートが溜まっていたので中間報告やります。

貧乏削り/泥棒削りアンケート結果

まずは母集団分析から。

アンケート母集団
主要回答層は予想通り40代の皆さんでした。ただし、それ以上の層で使われない表現なのかネットやってないだけなのかは不明です。反応が多かったのは愛知と東京で、あとチョビチョビという感じですね。

鉛筆削り/泥棒削り出身地別回答

以上の点を踏まえて、貧乏削り派が 神奈川泥棒削り派は圧倒的に愛知、呼び名がないのは東京の皆さんでした。ただ、東京は上京組も多いのでちょっと判断に迷うところです。

しかし、これだけ見ると商人文化と武家文化では語れない感じ。もう少しデータを集めてから考察してみたいと思います。ただ、個人的にツボだったのが以下のコメントですね。

バカ削りでした            10歳代/女性/新潟

ほんとこれ。(・∀・)
ディテールが何にせよ、本質的にはお騒がせ野郎へのカウンターだと思ってるので。

そんなわけで引き続きアンケートの回答お待ちしてま~す。

【 更新履歴 】

2015/08/15 『アンケート中間報告』の章を追記しました。