虹がよく見える季節は夏?それとも冬?見逃さないコツ教えます!

虹を見るのは夏がシーズンと思われがちですが、四季を通じて意外とチャンスは多いものです。虹の探し方と見逃さないコツを写真付きでご紹介してます。

虹がよく見える季節は夏?それとも冬?見逃さないコツ教えます!

寒い朝に虹を見かけて、1日良い気分で過ごせました。

虹と言えば夏の印象が強いのですが、実は結構いつでも発生してます。特に秋や初冬は空も澄んでるし、太陽が低いのでなかなか見応えありますよ。(´ω`*)

ざっくり虹のベストシーズンは?

…と聞かれたら夏で良いと思うんですけど、地域特性も結構あります。虹の出やすさ or 見つかりやすさは気候や時間、地形、緯度などによって条件はいろいろ。季節にはこだわらず、ぱらっと降って来たら空を見る癖を付けるのが近道です。

ひとつ虹を見たら、その30倍は出てると思えっ。( ・`д・´)

虹を探そう

ダブルレインボー

まずは虹の探し方です。雨が止んで日が差したら「太陽を背にして逆の空」を見ます。正直コツもへったくれもないし、これだけです。

ただし慣れるとかなり微妙な発色の虹も見えるようになります。当然、見える頻度もぐっと上がります。心眼獲得に向けて頑張りましょう。

虹が出る条件

  • 雨上がりで空気中に十分な水分があること
  • 陽射しが十分に強いこと
  • 太陽の位置があまり高すぎないこと

虹は太陽の反対側に出るので、あまり太陽が高いと見えません。つまり、季節と時間とどこに住んでるかによって見えやすさは結構変わってきます

真夏の真っ昼間に虹のようなものを見たら?

虹が出る原理から言うと真夏の昼間は虹が出にくいのですが、真夏の昼間にこそ見える「虹のような現象」というのはあります。そのうちのひとつが環水平アークと呼ばれる現象です。

特にスカっと晴れてるのに見える場合は、これだと思った方が良いですね。雨粒ではなく雲粒などによって発生します。

虹が出やすい季節

虹の出やすさは地域や季節によってまちまちなので、自分の住んでる街の癖を知っておくと良いです。

  • ぱらぱらっと降る雨が多い季節&地域
  • がーっと降ってカラっと晴れる季節&地域
  • 太陽が低めの季節&時間&地域
  • 低い虹でも見える地形&高度

見晴らしの良い郊外ならはっきり見えた虹が、市街地ではビルに隠れて見えない、ということは普通にあります。

ただし都会の場合はビルの高層階から思いもよらず綺麗な虹が見られたりするので、ケースバイケースです。「虹は見上げるもの」だと思っていると意外と見逃しますよ。

山間部で眼下に見える虹
山間部で眼下に見える虹

春雨の虹、梅雨の晴れ間の虹、夏の夕立の虹、秋雨の虹、冬の時雨虹。季節ごと虹のでかたもいろいろです。

冬の虹

「冬に虹?」…と思うなかれ、秋から冬にかけては割と立派な虹が出ます。

たまに「冬に虹が出るなんておかしい!不吉だ!」とか言う人を見るんですけど、晩秋~初冬にかけての虹は「時雨虹(しぐれにじ)」と名前がついてるくらい良くある現象です。俳句や文学では冬の季語にもなってます。全然普通。

何か変わった現象を見るたびに「不吉だ不吉だ」って震え上がるひとは、全部「心が震える」に言い換えてみたら良いんじゃないかな西野カナ。

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「狐の嫁入り」と虹

季語といえば、「狐の嫁入り」と呼ばれる天気雨がありますね。虹とは切っても切れない関係です。

「狐の嫁入り」が指す季節

この「狐の嫁入り」という言葉は夏の季語になってます。

それでいて「狐の嫁入り」伝承を持つ地方も場所によって違う季節を指すことがありますし、天気と民話が色々ごっちゃになってよく判らないことになってます。

でも天気雨そのものは夏に限らない現象なので、違う季節でも天気雨は降るし虹も出ます。

青空の虹は結構貴重

虹ウォッチング的に見て天気雨の良いところといえば、青空を背景に虹が見えることでしょうね。虹を追っかけてると、案外スカッと晴れることは少ないものです。

晴れ空の虹が撮れたらちょっとラッキーですよ。

2015/11/26に出現した虹
2015/11/26 08:54ごろ撮影(実はこの5分後にはどん曇りになりました)

虹を見逃さないコツ

虹を見逃さないコツと言っても飛び道具みたいな裏技はなくて、通り雨に降られたら空を見るのが基本です。

あと普段から虹が好きだって騒いでると、自分が気付かないときでも声をかけて貰えたりするので見逃す確率が減ります。

お天気イベントはTwitterなどのSNSを活用

人の力を借りるという意味では、SNSなどでも日ごろから虹が好きだと主張しておくのがおすすめです。世の中には優しい人が沢山いるので誰かしら教えてくれるでありましょう。わたくしも平素皆さまには感謝しております。ひゃっほい。(´ω`*)

機械的にネット上の発言を拾って、虹なら虹の言及数をモニタするって手もありますね。私はやってないけど、そういうことをしてる人は実際見ます。

私の場合、虹やら流れ星やら出ると特定記事に読者が集中するので、それで気付くことが多いです。虹探しの裏技と言えば裏技ですね。

虹の足

いざ虹が出そうな状況に居合わせたとしても、子供が書いたような綺麗なアーチはさすがにしょっちゅう見られるものではありません。そういうときは視線を少し左右に振って地平線付近を探すといいでしょう。

虹の足と言って、下の方は割と色が濃いので見つけやすいです。

虹の足

とりあえず空を見よう

そんなわけで虹は寒い季節でもそれなりに出ます。

もちろん頻度で言えば夏がベストですけど、「普段空に興味ない人が夏に虹を見る回数」より「空好きが見る冬虹の回数」のほうがたぶん多いと思います。

虹を見る回数は空を見る頻度と比例します。雨が上がったら空を見ましょう。

私が虹を見たベスト記録は、小3だか小4だかの夏休みに40日で27回見たのが最高かな。子供だからヒマだったってのもあるんですけど、その気になって探すと意外と見えるものですよ。

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