冬ですね!オリオン座を見る好機です。(・∀・)
そして午年ですね!天文クラスタが馬と言えば、やはりオリオン座の馬頭星雲でしょう!(・∀・)
…ということでみんなオリオン座みましょう、そうしましょう。(・∀・)
肉眼でも見えるオリオン大星雲 M42
リゲルやベテルギウスなど、明るい星が多くて非常に目立つオリオン座。三つ星の下にみえるぼんやりした光芒がオリオン大星雲です。オリオンの股下のところにあります。
このオリオン大星雲は弱視すれすれの私でもギリギリ裸眼で見える非常に嬉しい天体です。あまり遠出しにくい女性や小さい子でも街中観望できるのでオリオン大星雲は本当にオススメですね。
低倍率でも良いから双眼鏡やカメラを使って寄ってみると黒い切れ込みも見えてなかなか盛り上がると思いますよ。(^^
馬頭星雲の位置と探し方
一方、馬頭星雲は三つ星のすぐ近くにあります。具体的には三つ星いちばん東(向かって左)にあるζ星のすぐ南側。散光星雲IC434を背景として、暗黒の馬頭星雲がぽっかり浮かび上がっています。
3rd cell【New infrared view of the Horsehead Nebula — Hubble’s 23rd anniversary image via Hubble ESA】(CC BY)
馬頭星雲を見るにはネビュラフィルタ必携
見ましょう!…とは言ってはみたものの、普通の観測では見えません。背景となる散光星雲は、ネビュラフィルタと呼ばれるナローバンドフィルタがないとまず映らない代物でした。(´・ω・`)
サイトロン (SIGHTRON) LPR-Nフィルター 48mm 【光害カット/ネビュラフィルター】 |
「馬頭星雲の探し方」って書いといて「見えませんでした」ってのも詐欺っぽいんですけど、天体写真の人達って当たり前に機材揃えてるから「道具がないと見えない」って情報になかなかたどり着かないんですよね。
馬頭星雲については、よく天文書に「写真でお馴染みの馬頭星雲」って書いてあるけど、「肉眼じゃ観測が難しい」の裏返しでした。
子供の頃それですごく混乱したしずいぶん時間を無駄にしたので、おち研では当たり前のこともどんどん書いていきます!( ・`д・´)
【deep sky image of the constellation Orion via Mouser】(CC BY-SA 3.0)
おまけ:天体観測用具の揃え方
ちなみに、毎度へたくそな写真を恥ずかしげもなく載せておりますが、素敵な天体写真を撮るのはご予算が青天井につき最初から諦めてるのでよろしくお願いします。 (´・∀・`)
人様の撮影データ見てるとどんな機材使ってるのか ものすごーく大ざっぱに類推できたりするわけですが、とてもじゃないけどそんな額は出ないもの。
上の方に載せた小さくて超ショボいオリオン大星雲の写真は私が撮ったものですが、あんなん撮るのも三脚とカメラとアクセサリで20万近くかかってますからね。引用した写真機材のお値段総額を想像してみるとなかなかクラクラしますよ。
ほんと綺麗な天体写真見られるのありがたいです。眼福眼福。(-人-)
冒頭のカバー画像はNASA/ESAによる馬頭星雲(PD)。
旧題:午年だしオリオン座の馬頭星雲を見ましょう
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