ISSを見よう人工衛星を探そうHeavens Aboveの使い方

ISSやイリジウムなど人工衛星観測に便利なHeavens Aboveの使い方ガイドです。JAXAの「きぼうを見よう」より詳しいデータを知りたいときに。よく使う機能を画像付きでご紹介してます。

ISSを見よう人工衛星を探そうHeavens Aboveの使い方

人工衛星ファンならみんな大好き HeavensAbove、いつの間にやら日本語化してました。今まで英語サイトって理由で敬遠してた人も、これを機に人工衛星ウォッチング始めましょう。(・∀・)

見ましょう見ましょう空見ましょう。そら見れどれどれ、空見れど、見れど!

Heavens Aboveとは

Heavens Above(へぶんずあばぶ)とは、世界中の人工衛星がいつどこでどんな風に見えるのか調べることが出来るサイトです。ネーミングのセンスが良いよね。

高機能で超便利、使わないなんてもったいない…んですけど、結構コロコロ仕様が変わるので一部の人には極めて不評でした。(笑)

でもこのたびマルチリンガル対応になったので、これを機に使い倒しましょう~。(^^

Heavens Aboveで観測地点を登録する

人工衛星は観測地点ごとに見え方が全然違います。なのでまずは観測したい地点を登録しましょう。普通は自宅周辺や職場・学校などですね。

ログインアカウントを新規作成しても良いですし、まずお試しという場合はアカウントを作らず使うことも可能です。埋め込まれたGoogleマップから該当地点を選んでクリックし、タイムゾーンが所在地であることを確認して更新ボタンを押して下さい。

設定 > 観測地点の変更

Heavens Aboveで観測地点のロケーションを選択する
Heavens Aboveで観測地点のロケーションを選択する

観測地点の緯度経度が判っていれば、そこから逆引きすることも出来ます。

国際宇宙ステーション(ISS)を見よう

人工衛星ウォッチングといえばISS観望…と言われるくらいよく使われる機能です。JAXAでも「きぼうを見よう」でISS予報を出していますが、Heavens Aboveのほうが細かくデータが出るのと、日本以外の観測地点も判るので汎用性あります。

設定した地点における向こう一週間くらいの観望スケジュールが分かります。

ISS(国際宇宙ステーション)の可視パス
ISSの可視パスの例

デフォルトでは「可視」パスだけが表示されるようになっています。

もし全部の経路が見たいときは「全て」をチェック。昼間や夜中に通過する経路も全部表示されます。(ISSに限りませんが、まれに可視と不可視の予測が外れることもあります。)

ISSの観測ポイント

ISSは太陽光を反射することで光って見えます。そのため、観測地点と太陽との位置関係で常に明るさが違うのも楽しみの一つ。

人工衛星が普通の星と違うのは、観測出来るのが数秒から5分程度の時間ということ。人工衛星は動くので、最初のうちは-2等以上の明るいパスの日を狙って見ると良いです。慣れると3~4等の暗い人工衛星でも判るようになります。

パスの一覧にISSが出現する方位・高度が示されてますが、数字でイメージしにくいときは日付をクリック。詳細なパスが図示されます。

HeavensAboveで見たISSの詳細パス図
HeavensAboveで見たISSの詳細パス図

判りやすくて至れり尽くせり。(´ω`*)

Heavens Aboveを使ってイリジウム衛星を見よう

ISSに次いで人気が高いのはイリジウム衛星です。

一般的な人工衛星が「明滅しない飛行機」のような感じで移動するのに対して、イリジウムはフラッシュを焚いたように強く光ります。これを「イリジウムフレア」と呼んでいます。

ただし、そこまで明るく見える範囲は本当にごく狭い範囲に限られます。衛星についたパネルが鏡のように光を反射するので、ピンポイントにしか光って見えません。

イリジウムフレアはわずかな移動距離で観測本数が変わる

イリジウムフレアがどれくらいピンポイントなのかを示すために、観測地を渋谷と東京で比較してみましょう。

次の図は、ある日の渋谷における向こう一週間のイリジウム衛星予報です。4/3の-4.9等を筆頭に8本ほど掲載されているのがわかります。

イリジウム衛星の見え方@渋谷
渋谷における特定期間のイリジウムフレア予報

一方、東京駅とした場合では同じ期間の可視パスが6本に減っちゃいました。

イリジウム衛星の見え方@東京駅
東京駅における同期間のイリジウムフレア予報

「衛星」カラムに注目すると、渋谷では見えるはずのイリジウム10号と34号が東京駅ではみえないことがわかります。一方「明るさ」に注目すると、東京の方が明るく見える機体もあるとわかります。

渋谷で-2等だったIridium5は東京駅だと-8.1等の予測です。6等級の輝度差は実に100倍以上なので、わずかな距離でずいぶん見え方が変わりますね。

そんなわけで、イリジウムフレアを逃さず見たいときは最初の観測地点設定を正確に指定するのがポイントです。

衛星データベースからも検索可能

その他の人工衛星の動きを知りたいときは衛星データベースから参照できます。衛星データベースに国際標識番号と呼ばれる固有のIDを入力します。

衛星 > 衛星データベース

GPM衛星のパス
一部で話題となっているGPM衛星の例

正直なところ、精度の高い予報は一部のメジャーな人工衛星に限られます。しかし予報が不十分とは言え、マイナーな人工衛星の場合は位置が判るだけでもありがたいです。輝度は実際に見てのお楽しみですね。

見かけた人工衛星から機体を調べるには

いくつか人工衛星を見慣れてくると、普通に街を歩いてても人工衛星と飛行機の違いが見分けられるようになってきます。「あれ、今の人工衛星はどこのだろう?」って思ったときもHeavens Aboveをチェックです。明るい人工衛星の日計リストを確認すると、時間や経路から機体の目星が大体つきます。

衛星 > 明るい衛星の日毎の予測

夜明け夕暮れに空を見てると「こんなに飛んでるんだ~」ってびっくりしますよ。

Heavens Aboveその他のオススメ機能

人工衛星だけでなく、動く星全般のチェックにも使えます。惑星や彗星が今どこにいるか星図と共に表示してくれるので結構便利。

天文学 > 惑星
天文学 > 彗星

Heavens Aboveを使って人工衛星を見てみよう

天文好きの間では人気の高い人工衛星観望ですけど、一般には肉眼で見えることさえ知られてないと思います。

でも普通の星より明るく見える人工衛星は多いし、国際宇宙ステーション(ISS)なんかは都市部でもよく見えるので本当におすすめ。何よりISSには人が乗ってるんだっていうワクワク感がいいんですよねぇ。(´ω`*)

時間に合わせて待機するイベント的な楽しさもあるので、身近な天体ショーとしてもっと広まれば良いと思ってます。

ちなみにHeavensAbove、2014/03/28時点の言語別アクセス分布は

一位の英語が  73.18%
十位の日本語が 1.03%

とのこと。マルチリンガル化でどう変わるかちょっと興味ありますね。

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おまけアンケート:人工衛星見たことありますか?

今のところ見えることをご存じない方が15%くらいですね。見たことある人が増えるといいな~。(´ω`*)

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