だいち2号(陸域観測技術衛星2号、ALOS-2)打ち上げっ!

地図作成や災害調査を目的とする人工衛星「だいち2号 (ALOS-2)」が打ち上がりました。東日本大震災で大活躍した初代の後を継いで、2号にもぜひ頑張って欲しいです。

だいち2号(陸域観測技術衛星2号、ALOS-2)打ち上げっ!

今日( 2014/05/24 )の昼すぎ、種子島宇宙センターの射点から人工衛星「だいち2号」がH2Aロケット24号機に積まれて無事打ち上がりました。

ライブ中継見てたけど、ほんと綺麗な打ち上げだったぁ~。(´∀`*)

だいち2号(陸域観測技術衛星2号、ALOS-2)とは

高度628kmの上空から、地表をいろいろ観測するための衛星です。用途は地図作成、地域観測、災害状況把握、資源調査など。いろいろあるけどやっぱり自分の関心は地震関連の地形観測ですね。

特に、2006年に打ち上げられた初号機(だいち:ALOS)が設計寿命を超えて2011年4月に機能停止したあたりは胸に迫るものがあります。

だいち初号機(ALOS)とは

2011年4月に停止した先代だいち。東日本震災後の調査では、耐用年数を超えながらもギリギリまで地殻変動のようすを記録しました。

地震関連の観測といえばGPSの発達に伴って飛躍的に精度が向上した一方、リソースや運用に関する厳しい話も耳にします。本当は、こういうプロジェクトを過剰に擬人化するのは良くないのかも知れない。だいち初号機が設計寿命を越えて運用されたのも、感動の話にしちゃいけないのだろうと思います。

でも、だいちチームが貴重な地震の記録を取ったのは紛れもない事実です。そこは純粋に応援したい。もとから人工衛星が好きなんですけど、だいち2号の活躍は本当にうまくいって欲しいなぁと願っています。

JAXA衛星・擬人化だいち2号
だいち2号ちゃん

ちなみに何で唐突にイラスト描いたかというと、JAXAの人工衛星はNASAやESAと違って素人でも使える写真がないからでした。現物とは細部が微妙に異なりますが、生暖かい目で見て頂けると助かります。( ・`д・´)

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