もしかして鎌倉~江ノ島は箱根と同じように乗り鉄できる気がした

鎌倉から江ノ島にかけてはモノレールや江ノ電など乗り物のバラエティが豊かです。この感覚、ちょっと箱根の遊び方と似てるんじゃないかなと思った考察です。

もしかして鎌倉~江ノ島は箱根と同じように乗り鉄できる気がした

一般に鉄道で湘南・江ノ島へアプローチするには三つの路線が利用できます。

まず江ノ島に最も近いのがJR藤沢駅をターミナルとする小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅。次が藤沢あるいは鎌倉駅をターミナルとする江ノ電の江ノ島駅。最後が大船駅をターミナルとする湘南モノレールの湘南江の島駅です。

昨日、湘南モノレールの紹介をするにあたって一帯の路線図を見ていたとき、ふとあることに気付きました。

「もしかして、江ノ島って箱根と同じような遊び方が出来るのでは?

乗り物メインで楽しむ観光プラン

一口に箱根と言っても数々の魅力がありますが、やはり多彩な乗り物を乗り倒す楽しみは大きな軸の一つでしょう。乗り物メインのプランはお子さん連れなどに人気がありますね。

箱根旅行の代表的な移動プラン
箱根を周遊できる乗り物いろいろ

たとえば新宿からロマンスカーに乗って箱根湯本へGo。箱根登山電車に乗り換え、急峻な山道をスイッチバックしながら強羅へ到着。今度はケーブルカーで、更に急な斜面を早雲山へまっしぐら。

ロープウェーに乗り換えたら大涌谷で黒たまご食べつつ桃源台へ。芦ノ湖を遊覧船で渡り、最後は登山バスで箱根湯本に戻る…っていうパターンが有名ですよね。

一方、湘南だって乗り物は色々あったりするわけですよ!(・∀・)

湘南の乗り物あれこれ【多少おかしなものが混ざっているのは大人の都合です】

「箱根に行ったつもり」湘南ツアーガイド

さて、その江ノ島。新宿からなら同じく小田急ロマンスカーにて一本ですね。

そこで今回「箱根に行くつもりだったのに江ノ島行きに乗っちゃった、どーしよ!」な うっかりさんにフォーカス。湘南を箱根ライクに楽しめる観光プランをご紹介したいと思います!(強引)

新宿から小田急江ノ島線で藤沢へ

都内から江ノ島に出る場合、湘南エリアで起点となるJR駅が大きく三つあります。中でも今回は藤沢を起点とする想定です。藤沢を箱根湯本に見立ててみましょう。

都内から藤沢経由で湘南に入る

藤沢に到着したらJRで『鎌倉・江ノ島パス』を購入すると移動がぐっと楽になります。藤沢~大船~鎌倉のJRとモノレールと江ノ電が乗り放題で大人700円、小児350円也。

藤沢から東海道線で大船へ

藤沢から大船駅へ
このまま江ノ島に直行したい気持ちを抑えて大船へ向かいましょう。この無駄な遠回りアクション、ほんのり箱根登山鉄道のスイッチバックを彷彿とさせますね!(脅迫)

険しいコース取りのモノレールで江ノ島駅へ

大船からモノレールで江ノ島へ
大船駅からモノレールに乗り換え、一路 江ノ島方面に向かいましょう。急勾配を駆け抜けるさまがケーブルカーとダブります!

江ノ電に乗り換えて鎌倉で卵を買うべし

江ノ島から江ノ電で鎌倉へ
箱根ロープウェーと言えば、何と言っても大涌谷の黒たまごです。

…というわけで湘南でも卵をGetしに行きますよ!

「湘南で卵」と言って、誰もが口を揃える名店と言えば小町通りの「卵焼き おざわ」です。おざわの卵焼き、本当に美味しいですよね。

大涌谷の黒たまごと鎌倉の卵焼きおざわ卵焼き おざわ / 鎌倉市 小町2-9-6 / Tel:0467-23-5024

確かに安くはないんだけど、コレを高いという人は自分でだし巻き卵を焼いてみたら良いよ。湯葉のような質感をどうやって出してるか謎です。

でも小町通りで済ませるなんて、大涌谷の駅ビルでゆで卵食って黒たまご制した気になってるのと同じなんです!鎌倉まで来て卵を探しに来たなら、銭洗弁天まで足を伸ばさないと!

銭洗弁天と卵の関係

なぜ銭洗弁天が卵と関係あるかというと、銭洗弁天こと銭洗弁財天宇賀福神社はヘビと縁深いからですね。ヘビを祀る神社には卵がつきものです。

ここは北条氏が一族の繁栄を願って祀った神社で、北条氏の家紋も蛇の三ツ鱗から来ています。

銭洗弁天と卵の関係

鎌倉一帯に刻まれているこの模様を見て「何だろう?」と思った人もいるのではないでしょうか。

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 ▲
▲ ▲ \トライフォース/

かわいいトライフォースだと思った?

残念、さやかちゃんでした
残念、ミツウロコでした!

ともあれ蛇です。蛇さまへのお供えと言えば卵です。つまりここで卵が買えます。ひゃっほう、ミッションクリア!

いよいよ舞台は江ノ島へ

鎌倉から大回りで江ノ島へ

程よく盛り上がったところで満を持して江ノ島へと向かいましょう。

鎌倉~大船間は横須賀線車両を選ぶもよし、湘南新宿ライン車両を選ぶも良し、ラスボスへのアクセスはお好みでどうぞ。

そして傾きかけた陽を追いかけて、江ノ島へ続く弁天大橋の西欄干をのぞきこめば そこに見えるのは…

江ノ島 遊覧船べんてん丸べんてん丸に乗ったよ! (CC BY2.0)

釣り船と見せかけて、れっきとした遊覧船なのでバッチリ乗れます。(片道400円)

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これで一気に江ノ島の裏磯までワープすると、表から見過ごしがちな奥の方をゆっくり見られるので実際オススメ。

普通の順路で参道を登っていくと頂上で息切れしちゃって裏まで行かないで終わっちゃうパターンが多いんですよね。

お帰りは竜宮城から藤沢へ

がっつり夕暮れを楽しんだ帰り道は、最寄りの小田急江ノ島線から藤沢に戻るのが楽ちんでしょう。

小田急で江ノ島から藤沢へ
都内に戻る際は相模大野乗り換えを避けるため直通電車まで待つことをお忘れなく。これにてガイドは終了です。皆さんお疲れ様でした~。

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湘南モノレールメインのお出かけプランも考えました。

おわりに

何となく「箱根と江ノ島って乗り物多いな-」で始めたこの企画。

ワタクシ、べんてん丸の存在を思い出した瞬間 完全にツボに入って身もだえしたのですが皆さまにおかれましては如何でしょうか。

ただし、弁天さまの卵は持ち歩いたり丸呑みすると大変危険なので注意して下さい!(・∀・)

それではまたっ。