「宇宙好きにはたまらない天文アイテム」とされるグッズの多くが単にキラキラしただけの「ひかりもん」みたいな置物だったりするのですが、すごいの来ました。(・∀・)
天プラがプロデュースした「銀河系で迷子になりそうな貴女のためのタイツ」です!
銀河系で迷子になりそうな貴女のためのタイツ |
もちろん元ネタはパイオニア10号のアレ。
パイオニア計画とパイオニア10号
パイオニア計画とは、NASAによる惑星探査プロジェクトです。
その名の通り宇宙を開拓するためのさまざまな機体が多数打ち上げられました。中でも1972年に打ち上げられた10号は初めて木星に接近した歴史的にも意義深い探査機です。
当初の運用計画は10年ほどに過ぎなかったにもかかわらず、なんだかんだで30年以上も交信が続き、未知なる宇宙を我々に伝え続けてくれました。完全に連絡が絶えたのがちょうど10年前の話ですよ。(2013-01-22)
当時ちょろっとニュースになったので覚えてる方もいらっしゃるでしょうか。
銀河系で迷子になりそうな貴女のためのタイツ
知った風な口を利いたところでパイオニア10号打ち上げ時点でワタクシまだ生まれてないんですけど、まぁ、とにかくあのプレートは宇宙人に対するメッセージだったりするんですってば。
このメッセージプレートが意図するところは
「まず水素原子の超微細遷移図を掲げることで基本単位を定義する。
次にこの機械を作った生命体についてであるが、
本機と比較した場合はこう言う感じの生き物で、
その位置する恒星系は銀河系中心と14個のパルサーに対する相対位置から示され
更にその第三惑星から かような軌道を描きながらうんたらかんたら…」
みたいなメッセージでありますね。
しかし4コマでも書いた通り同胞である地球人にさえ伝わりませんでした。それを通りすがりの宇宙人に理解して貰おうと期待したのがパイオニア計画だったわけですが、このタイツはさらにそれが宇宙人に確実に伝わる前提で話が進んでるわけです。
もう、だって売り文句がおかしいもん。
(宇宙で迷子になったら)通りがかりの親切な宇宙人に、タイツをちらりと見せるだけ。パルサーの配置図から、太陽系が銀河系のどこにあるのかをわかってくれるでしょう。(中略)言葉を使わなくても通じ合える、真にユニバーサルなデザインを採用。宇宙時代を生き抜く全ての女性にお勧めしたい、必携のタイツです。
やばい、この無軌道ぶりに心からの拍手を送りたい。
…とか言ったところで星オタにしか伝わらないじゃん。フツーの人にいくら説明しても理解されないじゃん。そもそも誰が穿くんだよ。
だって天プラ プロデュースだもん。
天プラとは
天プラとは、「天文学とプラネタリウム」を前身とする天文学普及プロジェクトの略称で、誰得の天文グッズをちょいちょい発表してたりする団体です。まぁ、例に漏れず私も天プラグッズ持ってますけども。
これ、六本木ヒルズのスター・クルーズ・プラネタリウムで販売するそうです。「え、自分が行ったときはそんなの売ってなかったけど!?」って思いましたが、よく考えたらその時はまだ発売前だった。
写真の美脚を眺めながら「リリース直前に関係者の人が脚モデルを募集してたけど ちゃんと応募があったんだ…綺麗な人が来て良かったね!」って思いましたよ。
そんで穿きもしないのに写真をクリックしたところ この素敵な美脚は単なるトルソーだったことが判明しました。なーんだ、そっか…トルソーだったんだ…。(´・ω・`)
綺麗なお姉さんじゃなかったんだ…。(´・ω・`).;:…(´・ω…:.;::..(´・;::: .:.;:
そんな折、さる方から
「結構な値段なのに80デニールじゃすぐ切れちゃうじゃない。せめて120デニールくらいないと。」
なるご意見をいただきましてござる。
あー、お気持ちは大変よく判ります。だけどやっぱり80Dの方が素敵じゃないですかね!(※感覚には個人差があります)
しかし最もフィーチャーすべきなのは、やはり本家である天プラの告知ページですよ。なんせ素材が「恒星物質リサイクル100%」だもの。いいよね!胸が高鳴る。超きゅんとする!
…え、しない?
でもここ、もっと大々的に取り上げるべきです!( ・`д・´)
銀河系で迷子になりそうな貴女のためのタイツ |
Cosmos (Collector’s Edition) [DVD]
銅板のデザインはカールセーガンってことになってますが実際に絵を描いたのは彼の奥さんだそうです。 |
コメントをどうぞ(´ω`*)