視力矯正のレーシック手術には長く強い興味があったんですが、複数の知り合いの話を聞いて「やっぱ自分はメガネ&コンタクトの使い分けで十分かな」って結論に至った個人的なメモです。
レーシックとは
レーシックとは、眼の角膜をレーザーで加工する視力矯正手術です。眼球の曲率を変化させることで現状の屈折異常を正常化させ、裸眼視力の向上をねらうもの。
目玉にメスを入れるなんて怖いなーと思いつつ関心はあったので、経験者を見かけてはいろいろ話を聞いていました。そしていくつかのデメリットがあることを知ったのです。
レーシック手術のデメリット
私がデメリットだと感じた点は以下の三つです。
レーシックを受けても視力の低下は防げない
視力というのは常に一定ではありません。生活スタイルによって良くも悪くもなり得ます。せっかく見えるようになっても度が変われば意味がなくなってしまうとのこと。
特に「視力が急激に変化する可能性がある若年層」は手術そのものが推奨されないのだそうです。成人してそれなりに視力が安定してきても、いずれ老眼など避けがたい度の変化が起こるでしょう。
度の進行は人によるのでしょうが、結局またメガネによる矯正が必要となるなら無理に切ることもないかな、というのが最初の印象です。
手元が見えにくくなる可能性
レーシックによって映画などが裸眼で楽しめるようになるのは素晴らしいことだと思います。しかしその反面、手元が見えにくくなるケースもあるようです。
私はメガネに加えてコンタクトレンズも併用していますが、近視を矯正するためにコンタクトを使っていると目の前の物が見えづらくなります。原理的にはこれと似た現象でしょう。
私自身は普段50cm内外の視野でものを見ることが多いので、むしろ野外に対応した視力が必要とされるシチュエーションは意外と限られていると判断しました。
実際、レーシックを希望して眼科に行ったものの、書き物や手工芸といった生活習慣があることを理由に手術を勧められなかった話も複数聞いています。
夜間のスポット光源の見え方が変わる
角膜の屈折面に手を入れることから、街灯や月など夜間の光源が広がって見える人もいるそうです。
私は乱視もちなので、もともと点光源があまりシャープに見えません。天体観測が趣味ということもあり、月や星などの見え方がこれ以上変わったら困るなぁと思いました。
かかりつけの眼科医にまず相談
私が手術の必要性を感じなくなったのは以上のような理由に拠ります。他にもドライアイや白内障リスクの上昇といった各種の症例も見かけました。
何をメリット・デメリットと思うかは人それぞれですし、まずはかかりつけ眼科医に相談するのが第一歩でしょう。メガネやコンタクトを買い足す際など、レーシックについて聞いてみたら良い検討情報が得られると思います。
その際は、仕事や趣味などの具体的な日常がイメージが伝わるよう事前に自分のライフスタイルを洗い出しておくとスムーズでしょうね。
もちろん手術を受けて良かった!と言う人が大多数でしょうが、医療機関との相性もあるでしょうし術後のトラブルに遭わないよう自分なりに調べる姿勢が大切だと思います。
なお、本稿にレーシック手術そのものを批判する意図はありません。「自分には必要ないと」思うに至るまでの記録です。
数年前からレーシックに興味がありましたが、低確率とはいえ不都合が出たら、それで生活に支障が出て治らないという話も聞いて、辞めてました。
去年、白内障の手術をしたんですが、レーシックをしてたら白内障の手術が出来ないと後で聞いて、レーシックしないで良かったなと。
白内障の手術で、眼内に度付きレンズを入れる事が出来るというのも、手術に際して初めて知った事でした。
これである意味レーシックをしたのと同じ事になり(焦点距離をそういう風に選んだので、私の場合は本当に手元近くは見え難くなりましたが)白内障じゃなくても、レーシックよりは眼内レンズが良いかなと思います。
>片目だけ眼内レンズさま
コメントありがとうございます。眼内レンズや視力矯正コンタクト(オルソケラトロジー)など、症状や体質に合わせた選択肢が検討できるようになると良いですよね。