3分に1度は笑うこども vs 1時間に1度も笑わない大人

子供が一日に笑う回数400回に対して、大人は30分の1以下だそうです。時間にすると一日あたり30秒未満。人生80年だとすると、成人してから笑う時間って5日程度なんだとか。

3分に1度は笑うこども vs 1時間に1度も笑わない大人

連休中、あちこち遊びに行って色んな人をしげしげ眺めて思いました。

小さい子の場合は多少の体格差があっても年齢判定が容易なんですけど、大人って総じて年齢不詳な気がします。

何でかなぁと観察してて、もしかしたら笑顔の量かも知れないなって思いました。

一日当たり笑う回数はこども400回に対し大人15回

ある調査によると、こどもが日に400回ほど笑うのに対して大人が笑う回数はその1/30以下なんだそうです。

化粧品会社アテニアによる『Smile Switch Project』では、以下のように説明されていました。

アテニアでは20代~50代の日本人女性800名に、一日何回くらい笑っているかを調査しました。その結果、成人女性の笑顔の回数は一日平均約13.3回、時間に換算すると推計一日あたり30秒未満となり、 子供の笑顔の回数400回と比較して、30分の1以下となりました。

各年代別に比較すると20代30代が約15回・30秒であるのに対して、40代では12.8回・26秒、50代では10.6回・20秒と、20代をピークに年代を経る毎に回数・時間ともに減少して行きます。
女性達の笑顔を増やすプロジェクト『Smile Switch Project』株式会社アテニア

このあと「笑顔と美しさには相関関係があり、良く笑う人の場合は美に対する自己評価が高い」という論調が続きます。そこは客観的に評価出来ないので言及しませんが、体感的には非常に納得感のある話です。恐らくある種の真実なのでしょう。

落ち込んだとき、少し底を打ったと思ったら試しに笑ってみるようにはしてます。歳の割に責任感がない顔って言われることもあるけど、しんどいばっかりでも疲れるし。

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Smileは、言わずと知れたチャップリンの名曲ですね。

本当に多くの人がカバーしてますが、こちらはソチ五輪エキシビジョンで浅田真央選手が使ったバージョンです。苦労人がサラっとした感じで歌ってるのが好き。

生涯に笑う時間

ちなみに、アテニアの調査から笑顔の時間を単純推量すると以下のような感じでしょうか。

  1. 20~30代 一日あたり30秒程度
  2. 40代 同25秒程度
  3. 50代 同20秒程度
  4. 60代 同15秒程度
  5. 70代 同10秒程度

1回笑うごとに2秒という計算みたいなので、これ全部足すと5.5日ですね。人生80年とすると、成人してから笑う時間の総計が60年で5.5日。

個人差が大きいものだし、そもそも女性向けのアンケートなので男の人はぐっと減るのでしょうか。成人してから笑顔でいる時間が24時間に満たない人だって少なくなさそうです。

人は何歳で笑顔を失うのか

【本章追記:2015/12/18】小さい子はほっといても笑うものだと思ってたんですが、もしかしたらそう簡単な話ではないのかも知れません。先日、とある撮影に立ち会って色々考えさせられたのでメモしておきます。

人の印象は顔立ちより顔つき

私個人の感想を言えば、人の魅力は顔の作りより表情だと思ってます。ニコニコしてる人は仏頂面の美人よりずっと素敵。でも、年齢にかかわらず笑顔が硬い人というのも相応にいますね。

カメラの前に立たせる前から、いろんな世代の人を遠巻きに眺めてみてました。友達同士で雑談してるときは普通に楽しそうなんですけど、一部の人は笑顔そのものが本当に硬い。まだ5歳くらいだというのに、引きつったような笑顔しか出せない子もいたりして。

見ると、その子の親御さんもあんまり表情が動かないんですよね。年配の人でも笑う人は笑うんだけど。

笑う門には福来たる

もっとニコニコすれば良いのにと思う一方で無理に笑わせるのも違うと思うし、でも無理に笑ってみたら元気になることもあったりするので難しいです。

笑う門には年齢不詳

花を咲かせたように笑う子ども達が、笑顔を封じるたびに大人になっていくのなら、ニコニコしてるだけで年齢不詳になれるのかも知れません。

たまに昔の同級生と会ったときに「お前ほんと変わらないよな」って言われるんですけど、嬉しく思う反面ちょっと悲しかったりするんですよね。そういう人に限って、驚くほど変わっていたりする。私の知ってるその人と同一人物だなんて、とても信じられないくらいに。

初めて言われたのが就職1年目だったかな。

こういうとき、未だになんて答えれば良いのか判りません。