なぜ新月は昼の空に浮かんでるのに見えないの?

幼い頃、月の満ち欠け解説図がどうしても理解できませんでした。

図説の月は、いつも地球表面にほど近いところを回っていたからです。これだけ近くにあるなら新月の時もっと頻繁に日食が起きるはずだし、満月になれば新月のように姿を消すと思って…ませんでしたか?

新月の仕組み

月の軌道半径は地球半径の60倍以上もある

百歩譲って太陽側にある新月が目に見えないんだとしても、多少は縁が光って見えるはずだと思ってました。誇張して描かれる模式図は時に事実と異なる印象を生んでしまうことがありますね。

新月が空にあるときは太陽が眩しすぎて見えないのだと、その月は、日没と同時に地平へ沈んでしまうのだということを、何故ひとこと書き添えてくれなかったのか。

さすがに高学年向けの科学図録だと注釈が載るようになりますけど、幼児向けの書籍は簡素ですからね。星の運行について理解が天動説レベルの人には、星のダイナミズムがなかなか伝わらないので残念だなと思います。

自分も不得手なジャンルの知識はなかなか更新出来ないので、肝に銘じつつ。

さて、今日は新月であります。そして睦月朔日・旧正月でもありました。

皆さん、明けましておめでとうございました。過ぎ去りし40日間のことは水に流して(流すなよ)心を入れ替え精進して参りましょう。

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あんまり信心深くないんですけど、いろんな国の宗教暦が結構好きです。生活に根ざしてて観光客に売ってくれないようなやつが特に。