アケビの皮の定番レシピ*ご飯(&晩酌)がすすむ酢味噌炒め

アケビの皮を食べる地方もあると聞いて、定番の味噌煮を作ってみました。コクのある苦みなので、薬味として別の料理に添えても美味しいです。

アケビの皮の定番レシピ*ご飯(&晩酌)がすすむ酢味噌炒め

子供の頃に料理雑誌でアケビの皮の料理を見たことがあって、一度作ってみたいと思ってました。アケビの皮を食べるのは東北や北陸の習慣だそうですね。

都市部だと自分で育てない限りなかなか手に入らないのですが、行きつけの八百屋さんで安かったので箱買いしてしまいました。

アケビの皮の酢味噌炒めのレシピ

あけびの実

昔みたアケビ皮のレシピは確か味噌炒めでした。なので、写真の記憶を頼りに味噌炒めを作ります。

生の皮を味見したら、茄子の食感でゴーヤの苦みという感じ。確かにこれは油多めの味噌味が合いそうです。

…という方針を確認したところでレッツクッキン!

材料

アケビは基本的に果物なので、この料理では中身を生食したあとに残った皮を使います。

  • アケビの皮  中2~3個
  • ごま油    大さじ3
  • みりん    大さじ1
  • 砂糖     大さじ2
  • 味噌     大さじ2

調理の手順

まず、皮を食べやすい大きさに切ります。皮は空気に触れた端から茶色く変色するので、ボウルを用意して水に取りながら作業すると良いです。

アケビの皮のあく抜き

水に泳がせる作業自体があく抜きになってますが、苦みを抑えたいときは更に茹でこぼしたり絞ったりするようです。

山菜なんかのあく抜きは「やり過ぎると味も素っ気もなくなる」とか言われますが、アケビの皮はいくら絞っても苦いから大丈夫(?)です。(⊙Д⊙)

ざっと水を切ったら、フライパンに油を引いて中火で火を通します。火が強いと鍋肌にへばりつきやすいので、あわてずじっくりと。

アケビの皮を炒める

全体がしんなりしてきたら砂糖を加えます。浸透圧で水が出て来た頃を見計らってみりんで溶いた味噌を回しがけ、3分ほど煮詰めて完成。

冷える過程で味が染みるので、出来てすぐより常備菜向きでしょうね。

アケビの皮の味噌炒め食べ方とアレンジ

アケビの皮の味噌炒め

今回はご飯の友として濃いめに味をつけました。

ナスの炒め物に載せても美味しかったので、同じ大きさに切った茄子と一緒に炒めたら単体でも食べられるおかずになりそう。

この料理自体は いわゆる「ほろ苦こってり味噌炒め」なので、他の料理に付け添えても良いアクセントに使えます。きりっと冷えた辛めの日本酒に似合う味。

試して美味しかった組み合わせを備忘録としてメモしときます。

  • 茄子と合わせる
  • エリンギと合わせる
  • 七味唐辛子をふる
  • 豚肉の炒め物に薬味として添える
  • 焼いた魚の干物に薬味として添える

秋の味覚に是非どうぞ。他にもオススメの組み合わせがあったら教えて下さい。(´ω`*)

鹿児島県産 あけび