音は聞こえてるけど言葉が聞き取りにくい私がやってる7つの習慣

音として聞こえてるのに言語として認識しづらい聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder:APD)を紹介します。

音は聞こえてるけど言葉が聞き取りにくい私がやってる7つの習慣

昔から、人の声を言葉として理解するのが少し苦手でした。

別に聞こえが悪いわけではなく、聴力は低音から高音まで異常ありません(むしろかなり良い)。音は聞こえてるのに、会話の内容がなかなか頭に入らない状態です。

これまで試行錯誤してきたことを自分なりにまとめてみました。

聴覚情報処理障害(APD)

聴覚に異常はないけど会話が聞き取れずに困ってる人はそれなりにいるようです。聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder:APD)という状態であることを知りました。

記事中で紹介されていた症状は

「飲食店で注文が取れない」
「会議の議事録が取れない」
「テレビのセリフが聞き取れない」などなど。

めっちゃわかる。

聴覚情報処理障害の特徴

記事中で紹介されていた平野医師のwebページにも関連情報あるんですが、NHKからのリンクがないんですよね(多分個人クリニックのサイトだから)。

おーい、NHKよ…。(´・ω・`)
聴覚情報処理障害(APD)のサイトにようこそ!! – apd-community ページ!

聴覚情報障害の特徴が挙げられていたので引用します。

  • 音は聞こえるが、言葉が聞き取りづらい。
  • 騒音下で特に聞きづらい。
  • 相手の話声のスピードが速いとついていけない。
  • 複数の人に話しかけられると、どちらの話もわからなくなる。
  • 話を長く聞いていると、集中力が継続しない。

医師の間でもまだ周知されてない症状で、病院に行ってもなかなか診断がつかないのが実情のようです。

サイトには信頼度の高い医療機関のリストも載っていました。APDの診断が可能な医療機関リストを募集していたので、思い当たる医療者&当事者の方は是非。

会話が聞き取りづらい時にやってること

ここから先は私個人の記録です。

諸注意と自己紹介

はじめにちょっと諸注意を。

私自身は聴覚情報障害の確定診断を受けてません。上記の特徴が非常に良くあてはまり、長年悩んでるというだけの個人です。

割と早い段階で「自分は耳からの言語情報をうまく理解できないのでは?」と思うようになり、どうにか対応する方法を模索してきました。耳鼻科で雑談程度に相談したこともありますが、異常なしと言われた(=診断がつかなかった)し、日常生活に支障が出るほどの状態ではないので特に治療も受けてません。

現状で治療法が確立していないことを知り、同じ症状に悩む人の助けになればと思って書きました。

私の経験に基づくため、万人に効果を保証するものではありません。対処法と言っても生活の知恵レベルの話で、治療法を示すものではありません。よって医療行為にはあたらないはずですが、問題ありましたらご指摘願います。

また医療者ではないため、各種ご相談にも応じかねます。平野医師の情報などを参考に、専門機関での診断を仰いでください。

音声の言語化に役立つかもしれない7つの習慣

  • 音を文字化する
  • 復唱する
  • メール・LINE・チャットを活用
  • 電話・口頭応対は避ける
  • 視覚を遮断する
  • 会話内容を予測する
  • 疲れたら寝る

音を文字化する

自分の感覚だと、言語と音が微妙に区別できてません。会話なのに音楽として聴いてしまう。生音は情報量が多すぎるので、文字に落とすとデータ量が減って処理が簡単というイメージです。

DVDなら字幕を出す、テレビなら文字放送を活用。私は集中しながら聞いてると頭の中に文字が浮かんでくるので、それを心眼で読みながら理解しています。

今なら音声認識という強力な武器がありますよ。相手の理解さえ得られれば、スマホひとつで活字化できます。

OS標準機能でも構いませんし、「ディクテーション」「書き起こし」などのキーワードで探せば専用アプリが見つかるでしょう。

復唱する

活字が浮かんでこないときは、聞き取った音を頭の中で復唱してます。輪唱のように交互に再生するというよりは、聞いた音をほぼ同時に自分の言葉で上書きするイメージで。

もちろん完コピは無理なんですが、断片的にでも自分の声を重ねると理解しやすいです。(実際に声を出すと怪しすぎる&時間が稼げないので喋りませんが)

暗記ものを自分で録音するタイプの勉強法がありますが、あれをリアルタイムにやる感じに近いです。

メール・LINE・チャットを活用

連絡は出来るだけ文字情報を活用します。

電話・口頭応対は避ける

同様に、音声を介したやりとりはなるべく避けます。就職活動するときは、業種だけでなく職種も吟味した方がいいかもしれません。

私も新人の頃に電話番を任されたときは不安しかありませんでしたが、クライアントからの重要な連絡は担当者に繋ぐだけだったのでラッキーでした。

視覚を遮断する

情報量が多くて処理しきれないと感じたときは、聴覚に集中するため不要な情報を削ります。

会話と無関係のテレビは消す、目が悪ければメガネを外して視野をぼかす、壁や床に目を落とす。私は了解の取れてる相手であれば目をつぶってしまいます。

あと、食事中の場合は味わうのをやめるのも手です。とにかくキャパオーバーの脳みそに聴覚の処理スペースを確保したい。

会話内容を予測する

外国語にも通じる話かもしれませんが、馴染みのない言葉は音として聞こえてても理解が難しいように思います。

商談や仕事の引継ぎでは前回までのログを確認しておく、会話なら現在のトピックスを定期的にチェック、授業は教科書ざっと眺めておく、講演は予稿を読んでおくとキーワードがパッと入ってきやすいです。

疲れたら寝る

集中して聞くの疲れますよね。難しいこと考えられなくなったら休憩しましょうそうしましょう。

まとめ

  • 音を言語化する
  • 復唱する
  • メール・LINE・チャットを活用
  • 電話・口頭応対は避ける
  • 視覚を遮断する
  • 会話内容を予測する
  • 疲れたら寝る

あくまで個人の経験則です。ご自身の症状に照らして参考程度にご活用いただければ。

きこえているのにわからない APD[聴覚情報処理障害]の理解と支援 / 小渕千絵, 原島恒夫

専門書ながら唯一まとまった書籍とのことです。私も取り寄せました。