虫好きな人に「理系要素」が欠けてた話

女性は虫嫌いだという事になってますが、こと「昆虫がらみのイベント」になると女性比率がグッと上がります。全体の印象が理系っぽくない理由について考えてみました。

虫好きな人に「理系要素」が欠けてた話

先日、昆虫大学という虫テーマのイベントに行ったのですが、もしかすると昆虫好きの人ってあまり理系っぽくないのかも知れないと思ったメモ。

虫好きは女性が多い?

善し悪しは別として、理工系の環境に女性が少ないのは事実です。女子比率は通常3割程度、数物系だと1割以下になることも少なくありません。しかし、出展者も来場者も非常に女の人が多かったように感じました。

昆虫大学講義の様子

昆虫大学以外の虫イベントでも、概ね女性が多いなと言う気がします。

チェックシャツ着用率が低い

気になったポイントその2。チェックシャツ着てる人が異様に少ない。ぱっと見渡したときの印象が「チェックシャツが少ない」でした。

昆虫と言えば生き物
 ↓
生き物と言えば理系
 ↓
理系と言えばチェックシャツ

なんですけどね。もちろんゼロではありません。でも、数えるほどしかいなかった。関係者・来場者併せて600人以上が参加したイベントとしては特筆すべき低率ではないでしょうか。

昆虫大学来場者のチェック柄シャツ着用率を調べてみた

全体的にチェックシャツ率は低かったんですが、中でもほとんどチェックを見かけなかったのが研究者によるトークセッションの時間でした。

登壇者・来場者・スタッフ全て併せて80人くらいいた中でチェック柄と判る服を着てたのは、なんとお1人だけ。そして会期を通じて来場した方のアウターをまとめたのが以下の表です。

昆虫大学のチェックシャツ率

正確にカウントしたわけじゃないのでかなり大ざっぱなことはご了承下さい。ちなみにレイヤードの場合は一番ウェイトが大きなものとしました。濃いほど人が多いです。

一番多かったのが生き物柄Tシャツの方。実感として4割強というところでしょうか。虫イベントということもあり、ほとんどが生物モチーフです。あと、柄ワイシャツ勢が無地トレーナーと同程度いるのも驚異的。普通、柄シャツってそれほどいないですよね。

なお写真とグラフの印象が違って見えますが、昼の部と夜の部で客層がかなり違います。人数が多かったのは昼の部で、写真は夜の部。ちなみにこれ11月です。

ストライプとダンガリーシャツが多い

あと「理系だけどチェックシャツを着ない人」も多かったように思うのでメモしておきます。

会場には、顔見知りや有識者など明らかに生物系ラボ出身だと判っている人も多数来場していました。彼らは確かにシャツを着用してるんですが、どうもダンガリーとストライプシャツの比率が高かったように思います。

ざっと見た感じフィールド系の人がダンガリーシャツで、ラボ系のストライプシャツ率が高いのかなと思いました。あと農学部の半袖。

もちろん同一人物でも日によって着るものは違いますし、まだ仮説段階ですので、今後生物系の人を見かけたらこっそり記録を取っていきたいと思います。
|ω・)

参考資料:理系のチェックシャツ

参考資料として、一般的な理系あるある教室風景を貼っておきます。

チェックシャツ集団

学生と社会人では着るものが違うと言う話もあるんですけど、少し前に秋葉原で行われたレトロPCの会はチェックシャツばかりだったことをご報告しておきましょう。

工学部出身の人は社会人になってもチェックシャツ着る人が多いですね…。(遠い目)

虫好きと理系度の相関について

昆虫大学はいわゆるフェス的イベントなので本当の大学ではありません。展示や物販はアート要素も大きく、モチーフとしての虫が好きなだけで本当の虫はダメという人もよく見ます。女性が多いのもそれはそれで当然かも知れない。

また、以前も書きましたがチェックシャツは都市型迷彩として働きます。つまりチェックは理系の印ではなくて「外見は見ないことにしてくれ」という無意識の意思表示である可能性がある。

以上のことから、柄Tの多い虫好きは(イベントだと言うことを差し引いても)本当に虫が好きなのだなぁ…と思ってほっこりしたわけなのでした。

チェックシャツの写真は@tetsuuu_red_氏に掲載承諾済。

【 関連記事 】

理系男子のチェックシャツが戦闘服である3つの理由

理系とチェックシャツは個人的な研究テーマなんですが、近所の大学が人文系ばかりなので定点観測が出来ないのが悩みです。

昆虫大学2014横浜 購買部臨時職員より活動報告日誌

イベント本編。