本物の「神対応」を教えてやろう

Heaven helps those who help themselves.

本物の「神対応」を教えてやろう

自分が不親切なのではないかと悩んでたとき、貰ったアドバイスのおかげでだいぶ肩の荷が下りた話。

神対応とは

実用日本語表現辞典によると、「神対応」とは以下のように説明されています。

主に企業のクレーム対応などについて、驚き感心するほど行き届いた対応に対して用いられる表現。不具合製品の修理サービスに関する手際の良さや、配慮に満ちたサービスなどに関する最大級の好評価を表す語として用いられることが多い。

具体的には、
「任天堂が修理依頼されたゲーム機に貼られてたシールをキレイに剥がして元通り再現した」とか、
「何年も使ったマットレスが壊れたのでニトリに連絡したら新品に交換してくれた」とか、
「北陸電力が管轄内の電柱に営巣したコウノトリのために感電防止策を取った」とか、
「病気の少年少女に一流スポーツ選手 or 俳優が応援に来てくれた」とか、そういうやつです。

人間レベルでは

私は基本的に頼まれた範囲のことしかやらないし、ワガママ放題の要求には応えたくありません。それがたとえ身内だったとしても。

もちろん困ってる本人が知恵を絞って試行錯誤している場合は別です。本人が前向きに努力していれば、出来る限りサポートしてあげたい。

でも「やってもらって当然」という態度で来られると「イヤイヤイヤイヤ…っていうか、そもそも自分のことでしょう?」とか思ってしまう。

すると回りから「冷たい」とか「思いやりがない」とか「性格悪い」とか言われて落ち込むし、やっぱ神対応とか言われるくらい頑張らないと評価されないものなんだろうか…と悶々としてました。

そんなとき、ある人に言われたんです。

「きみは大きな勘違いをしている。神をなんだと思ってるのか。」

天はみずから助くる者を助く

「神様だって自分から動かない奴のことは助けない。その代わり、頑張った人の手助けはすると言ってる。きみのやってることがまさに『神レベルの対応』だろう。おこがましい。人間なんだから、もっとサボるべきだ。」

……はい?

「オリンポスの神々を見ろ。もともと神様は気まぐれなんだ。世間一般に言われる『神対応』なんて、聖典として語り継がれるレベルの「奇蹟」だと思って良い。そんな奇蹟を生身の人間に期待するほうがどうかしてる。」

………。

「とにかく、神様でさえ背中を押すことくらいしかやってないから。自助努力しない人のことは放っておけば良いと思うよ。人間だもの!」

…かいつまんで整理すると、そんなかんじの内容でございました。勢いで納得してしまってだいぶ楽になったので、メモしておきます。ありがとうありがとう。