おおいぬ座はオリオンよりエウロパの飼い犬説がイチオシ

男が女をかどわしたとき、そばには彼女の番犬がおりました。

後に犯行現場に舞い戻った誘拐犯は、一部始終を大人しく見過ごした彼女の愛犬を大いに讃え、その褒美に口止めとして抹殺 いや…お星様に変えてくれたんだそうな。

おおいぬ座にまつわる神話には諸説あって、有名なものとしては「オリオンの猟犬」などが挙げられますけど おち研的にはあくまでこの説を推していきたいと思います。

ギリシャ神話とローマ神話には共通点が多い

星座にまつわる掌編はギリシャ神話由来の話が多いようですが今回はローマ神話に伝わるエピソードになりますね。

世界中に伝わる八百万の神々の物語がそうであるように、ローマ神話とギリシャ神話にも数多くの共通点があります。…というか両者はかなり混同されていて　例えばギリシャ神話における水星の使者ヘルメスはローマ神話において同様の性格であるメルクリウスと同一人物扱い。

とにかく数え上げれば切りがないほどローマ神話とギリシャ神話の人物は対応表が出来てます。

そんな中、絶世の美女エウロパを白牛となって連れ去ったのがギリシャのゼウスならぬ、ローマの大神ユピテルだという。

おおいぬ座の犬種は大型犬だと思う

いずれにせよ、神話上のおおいぬ座は猟犬だったり番犬だったりするのでオオカミに近いような大型犬なんだと思うのですが星座絵を探すとどう見ても柴犬みたいな可愛い絵のものが多く「ほんとかよ…。」って思ってました。

…で、いまふと気になって おおいぬ座を「Canis Major」で検索したらグレイハウンドやマスティフっぽい星座絵が沢山出てくるじゃないですか。なんだ、単なるお国柄だっただけみたいですね…。

こういうのは良くある話で、かつて多くの仏像が日本人顔であることをして『ブッダ日本人説』を唱えてた方がいたようですが、実際の所は日本人仏師が彫ったから自然と日本人顔になってただけっていう。

思い込みって怖いですねぇ。:;(∩´﹏`∩);:

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