もしも昭和のスケ番と平成のミニスカJKがガチバトルしたら

女子レスリング界の選手層が厚くなったのは、セーラー服が廃止されたからだと思います()

もしも昭和のスケ番と平成のミニスカJKがガチバトルしたら

昭和のスケ番にまつわるこぼれ話をTwitterに流したところ、かつてのJKから制服の仕込み武器に関するさまざまな情報が寄せられました。

あの長いセーラー服の下には、たくさんの武器が詰まっていたんですね☆

不良文化と生徒指導

上の世代からは「スカート検査!懐かしい!」ってコメントがいくつも届いてるのに、同じくらい離れた下の世代からは完全に作り話だと思われる始末。

Twitterの仕様上、この板挟み構造は自分から積極的に開示していかない限り基本的に第三者からは見えないんですよね。

ここで「キモい」と表現したことについて「自分の顔を棚に上げてキモいって言うなw」みたいなことも言われたんですけど、「本人たちも理由が判らない儀式を機械的に執り行う状況」が気持ち悪いって意味ですよ。

これは高校時代に聞いた話を何となく思い出したものなので、平成は平成だけどだいぶ前の話です。一口に平成と言っても30年近くありますからね。不良文化は地域性によってもだいぶ違いがありますし。

ちなみに中高を過ごした土地は、SeventeenだかPopteenの「厳しい校則はどこの都道府県?」みたいなランキングでワースト3に入ってた記憶があります。つまり、ズブズブのヤンキー土壌です。

セーラー服と仕込み武器

他にも、スカートに仕込める武器の話がいろいろ集まりましたよね。マジかよ。

あと「今どきの子はカミソリの2枚持ちも知らないんでしょう?」みたいなことを言われましたが、既に述べた通り今どきの子ではないので一応漫画などでは読んでます。

昭和末期から平成初期にかけて制服のブレザー化が一気に進み、それと呼応するように中高生の武勇伝もあまり聞かなくなりました。景気の悪化とともに破滅的な反抗をするほどの経済的体力がなくなっていったのだと理解しています。

昭和レディース vs 平成ヤンキー

それはそうと、木刀振り回すのが日常茶飯事なら剣道経験のあるロンタイ姐さんって絶対怖そうですよね。足首まであるスカートは、袴と同様に足さばきを悟らせない効果がありますもんね。

この武装した昭和レディースにタイマン申し込まれたら、空手か柔道か、はたまた修斗などの総合格闘技系スキルが欲しいところです。しかし相手は刃物を持っているようなので組み技はなるべく避けたい。

つまり昭和のレディースと渡り合える平成ミニスカJKは、空手かキックボクシング経験者ということになるでしょう。

打撃系対決

この流れで、

「ロングスカートでも尻にケリを食らわせるくらい出来るよ♪ どうせロングスカートは細めAラインみたいの想像してるんでしょ?8枚はぎフレアなら余裕だからw」

…みたいなリプライ貰いましたが、残念ながらそれローキックです。

フレアスカートでの足技はひざ下15cmくらいなら問題なく打ち込めるけど、それ以上のマキシ丈ロングスカートだとヘムラインが巻き込まれるので踏み込みが甘くなる…というのが持論です。裸足ならともかく、靴だと引っかかるんですよね。特にドレープ感ある生地とピンヒールの組み合わせだと一発で服に穴が開きます。つらい。(´・ω・`)

腰までスリットが入ったチャイナドレスのほうがよほど自在に動けると思いますよ。

バレリーナのように優雅に蹴り上げればもちろんY字バランスだって可能ですが、私は「vs ミニスカ空手JK」という設定で話をしています。膝を使えれば角速度が生かせますから、速さと重さでミニスカートがロンタイに打ち負けるとは思えません。

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あとミニとマキシって布の量が4倍くらい違うじゃないですか。制服(プリーツスカート)だとかなり重くなりますよね。厚手の布って想像以上に重いですよ。地味にスタミナ吸われます。

マキシ丈スカートでの尻キックが成立するなら、よほど格下か無抵抗の相手でしょう。それってケンカじゃないですよね。ただのいじめです。

組技系対決

とりあえずカミソリ隠し持ってない前提でまともな柔道をするなら、セーラー服が有利が見えます。

ブレザーと違って簡単に襟をとられないでしょうから、奥襟さえ払ってれば何だかんだで逃げ切れそう。あんまり逃げてると教育的指導が入るんですけど、制服対決って時点で公式ルールじゃないからね。

投げ技で不利なブレザーがセーラー服を倒すには、レスリング技で行くしかないでしょう。こんにち女子レスリング界に多くのスター選手がひしめいてるのも、まさにブレザー時代の必然()と言えます。

剣術対決

これは冒頭でも書いたとおりです。剣道はロンタイ姐さんに軍配が上がりそう。どっちも経験者なら、攻撃の仕掛かりを悟られにくいロングスカートが有利でしょう。

ミニスカートだと足さばきがバレるという点ではフェンシングで対抗するという手もありますが、一撃必殺を狙う剣道と細かく削っていくフェンシングでは競技性が違いすぎて異種戦として成立するかさえ謎。

公平な判定方法と言っても、お互い真剣を使って失血量を測定するくらいしか思いつきません。ヤーダー、こーわーいー。(´・ω・`)

総論

…というわけで、時空を超えてツッパリ姐さんとタイマン張ることになったら打撃系格闘技で行くのが良さそうです。現役中高生の皆さんにおかれましてはよろしくご査収ください。

ただ、仕込み武器の可能性を考えると無視したほうが賢明ですけど。

チェーン振り回されたらナイロンバッグなんて紙装甲ですし、相手の武器を奪ったところで向こうには鉄壁の牛革が残ってます。刃物に至っては論外で、素手で勝てるとか思っちゃダメ。

そういう意味では制服一式で3Kgくらい装備が変わってくるはずなので、相手の飛び道具を見極めたうえで走って逃げるのが一番確実でしょうね。

向こうが荷物を捨てて追いかけてきても、基本的に慌てなくて大丈夫です。ロングスカートは布の重さだけでなく空気抵抗がすごいので、そうそう深追いしてきません。

ついでに言うと、トレンチコートの裸族に追いかけられた時も風上に向かって逃げると良いですよ。体力ない人が多いので、逆風だとあっという間に失速します。

先人の亡霊と戦うために

とまれ昭和のスケ番とガチマッチすることは普通に考えてあり得ません。現代を生きる中高生にとって真の敵はスケ番ではないのです。

友人が通ってた学校のスカートチェックが今でも残ってるかは知りませんけど、当時その友達も「合理的な理由が判らない」というようなことを言っていました。

伝統行事には強い慣性の法則が働きますから、原義が失われてもなかなかブレーキが効かないんでしょう。

倒すべき敵は「もう死んでるのに成仏できてない規則」と「その呪いにかかる自分たち」です。そしてその呪縛を解く方法も、たぶん探せばいろいろある。

何気ない軽口に端を発して幅広い世代の話が聞けたので、私個人としては収穫の多い出来事でした。( ・ㅂ・)و ̑̑