インテリア要素の強いボリューミーな素敵キャンドルってありますね。パーティーやらノベルティやら、いつの間にか結構な量になっててびっくりします。
「今日は自分へのご褒美にアロマバスなのだ☆」的な感じで日常的に使ってるなら良いんですけど、「災害時の備えにでも」と非常用持ち出し袋に突っ込んでると いざってときに高確率で困るかも知れないお話です。
理由1:素敵キャンドルはすぐ消える
素敵キャンドルを実際に使ってみたことはありますか?
「これは自動消火機構がついてるのかな?」ってくらいすぐ消えますよね。
太いロウソクは、消費する量に比して溶ける量が多いので、燃え進むうちに自分自身のロウで水没(?)して消えることが多いです。液だまりが出来るたびにロウを捨ててれば良いんでしょうけど、災害時にそんな悠長なことやってられません。
理由2:素敵キャンドルはすぐ消える
それでも液だまりが出来るたびにロウを捨て続けて燃焼状態を維持したとします。燃え進んで外周が筒状に溶け残り、ぱっと見 風よけのフードになりそうです。
でも、二酸化炭素がどんどん底に溜まって結局自滅します。
中には最後まで燃えるように設計された製品もあるでしょうけど、雰囲気重視の安価な製品では まずお目に掛かりません。
精神的余裕がない非常時に使い勝手の悪い道具を使うとストレス溜まりますし、何より危ないですから今すぐ非常袋に入ってる おしゃれロウソクは外に追い出しましょう。
非常用持ち出し袋36点セット リュックタイプの防災セット
持ち歩くものと、家に貯めとけば良いもの、夏冬でも装備変わるし難しいです。試行錯誤しながら入れ替えてます。 |
良く燃えるロウソクとして生まれ変わって頂く
問題はロウと芯のバランスが悪いことなので、ハンパなロウソクは溶かして適切な形状に固め直しましょう。
ロウソクのリメイクに必要なもの
ロウソク芯・座金セット |
まず、半端物のロウソクをかき集めて湯煎で溶かします。
…と思ったけど室内にロウの蒸気が充満して気になるので外でやります。
元々パステルカラーでとてもファンシーだったはずなのに、いくつか混ぜたら何だか異形のものになってきました。
およそ「手作りロウソク」というロハス語感からは想像しがたい絵面です。これにイモリの黒焼きを混ぜたら完璧ですね。
細長い型にくっつき防止のアルミ箔を敷いてロウソクの芯を張ります。自立する型なら割り箸に芯を挟んで下に垂らしても良いでしょう。その場合は座金をつけないと芯が浮くので注意。
カメヤマ ローソク大1.5号 40入 225G
容器に流し込んで細いロウソクを突っ込むのも手軽です。 |
完全に冷えて固まるまで半日ほど放置したら完成です。
いやー、我ながら禍々しいものが出来ました。(・∀・)
燃焼試験
夜を待って火をつけることにします。
お、ついた。(^^
いやー、本当に良く燃えますね、良かった良かった。(^^
…っていうか。
ちょっと待て、お前燃えすぎだろう…。(((( ;゚Д゚)))
敗因
途中で調子に乗って半端なオイルパステル混ぜたらロウが柔らかくなりすぎました。でへ。
屋内で使うのは少々危険な火力になりましたが、アウトドアの光源としてはなかなか優秀だったので適材適所および自己責任と言うことでよろしくお願い申し上げます。
とりあえず、非常用持ち出し袋に性能を把握してないもの入れると良くないので時々チェックするのオススメです!(;・`д・´)
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