オシャレな自転車ベル knog Oi と海賊版どっちが買い?

シンプルでオシャレな自転車ベル knog Oi 購入にあたって検討した点をまとめてみました。

オシャレな自転車ベル knog Oi と海賊版どっちが買い?

自転車ベルを買い換えました。

自転車パーツを中心としたアウトドア小物のデザイナーズブランド、Knog(ノグ)のサイクルベル Oi(オイ)です。

自転車ベルの常識を覆すスタイリッシュなデザインに発売当初は品切れ続出でしたが、半年ほどしてさすがに落ちついてきたようです。

一部ショップではプレミア価格になってたので、そう言う意味でも手に入れやすくなりました。

knog Oi サイクルベル

クラウドファウンディングKICKSTARTERにより開発資金を得たことで、発売前から注目を浴びていました。

これまでのサイクルベル形状を一新する革新的なデザインです。

ラインナップ

カラーリングは以下の4色。

  • ブラック 黒
  • シルバー 銀
  • カッパー 銅
  • ブラス  真鍮

無難なブラックやシルバーの売れ行きが良いみたいですが、私は赤い自転車のアクセントにしたくてカッパーを選びました。

knog Oi BICYCLE BELL BRASS【日本正規品 /2年間保証】

あとハンドル径によるサイズ展開で、スモール(φ22.2mm)とラージ(φ23.8-31.8mm)が選べます。

ご自分の自転車がどちらが適合するかは実際にハンドルバーを計って頂くとして、基本的にラージはロード向け、クロスやママチャリならスモールという感じでしょうか。

knog Oi 取り付け方法

knog Oi開封の儀

プラスチックフレームがCの字に開くので、カポッとはめ込んでボルト留めするだけです。

非常にコンパクトなパッケージですけど、六角レンチが同梱されているため商品のみで取り付け作業が完了します。

もっとも今まで使ってたベルが違うネジ山の場合、そっちを外すための工具は必要ですが。

24mmくらいのハンドルにスモールサイズは使える?

knog Oiのコンパクトパッケージ

適正ハンドルバーはSサイズが22.2mm、Lサイズは31.8mmまでとなってます。

  • スモール φ22.2mm
  • ラージ  φ23.8-31.8mm

カタログスペック通りなら、24mm前後のバーに取り付ける際は「Lサイズ買ってアジャスタ使え」ってことになりますが、「どうにかSサイズが入らないかな?」と思ってる人がいるかも知れないので試してみました。

私はスモールサイズのOiを22.2mmのバーに取り付けましたが、クランプ径だと25.4mmあります。そこでクランプのすぐ横まで寄せてみた結果が以下の通り。

knog Oi Smallをφ25mmのバーに取り付けてみた
φ22.2mm部からスライド装着 多少きついけど移動可
直接はめ込み 超ギリギリだけど一応はまる
音色 響きにくくなる

25.4mmと書いてますけど、多少絞りが入ってるので実際の取り付け径は25mm前後だと思います。

プラフレームをCの字に開いてはめる構造のため、取り付け径が太くなると内側のフレームが外側の金属に干渉して開きづらくなります。

想定するφ22.2mmハンドルに取り付けるときもそれほど楽に開くわけではないので、φ25mmだと「入ることは入るけど結構むりやり」という感じでしょうか。

本来の支持点以外で金属とフレームが接触すると、当然ベルとしての音質が落ちます。だいたいφ24mmくらいから。個体差を考えるとちょっとリスキーという気がします。

鳴らない鈴は ただのブタ 整備不良ですし、スモールサイズはやはりφ22.2mmで使うのが良いのかも。

類似品もありますが…

【2017-08-09 本章加筆】「『海賊版とどっちが買い?』ってタイトルなのにまともな比較になってないじゃないか」というコメントを見かけたので検討の経緯を追記します。

当初は「何なら両方買って試しても良い」と思っていたので、その気持ちをそのままタイトルにしてました。でも、いざ買うつもりで調べ始めたら試すまでもないという結論に達したんですよね。

その旨を次章で「自明」という形で処理してたんですけど、結果として親切な比較になってませんでした。いい機会なので、もうちょっと真面目に掘り下げます。

MIRACLE BICYCLE BELL

赤い自転車に合わせるという意味ではOiの模造品も出回っていて、正直なところどっちを買うかで迷ってました。

TWOOK Qベル

ただ、購入者レビューだと壊れやすいという話が目立ちます。

もともと造形は本家 Oi のほうが好みでしたし、出来ることならオリジナル商品を応援したい。流通がおちついて価格差も収まってきたいま、海賊版を買うメリットは薄いのかなと思いました。

取付径に注意

最大の注意点は、パチモンだと取付径が 22-24mm 一択ということでしょうか。ロードバイクには装着できません。

利用者の少ないロードバイクは捨てて、購買層の広いシティサイクルに照準を合わせてるのでしょう。

従ってママチャリやクロスバイク向けとなりますが、プラ固定具が完全に円形なのが気がかりです。装着部分に遊びがないと、フレームとの相性で緩みが出ることもあるからです。

滑り止め挟んで固定するという手もありますが、φ22.2mmのハンドルにアジャスタ入れると今度きつすぎて締まらなかったりするんですよね。

本家 Oi は取り付け部の形状がバネ構造になってるので、もしハンドルとの相性が悪くても微調整が簡単そうだと思いました。

偽物を選ばなかった理由を一つ上げるなら、やっぱ「愛がないから」でしょうかね。

knog Oi 良い点&注意点

knog Oi取り付け例

Oi を実際に使ってみて良いと思った部分と気を付けたいところをまとめてみました。

knog Oi にして良かったところ

普通のベルからOiに買い換えて良かったこと。

  • とりあずカッコイイ
  • ハンドル周りがスッキリ
  • 押して歩くときに誤爆が減った

なにはともあれカッコイイです。ハンドル周りも超スッキリ。(´ω`*)

あと押して歩くとき無駄に鳴ってしまうことが減りました。これまで、ネックレスやリュックの肩ベルトに取り付けたミニポーチがベルに当たって不意に鳴ってしまうことがあったんです。

これは体格に恵まれた人だとあまり関係ないのかな。ジュニア並の身長で700Cに乗っててベルに高さがあると、首からぶら下げたあれこれがベルに当たって結構うるさいんですよ。

自転車を押してる、つまり繁華街など周囲に人が多い場面で不必要にチリチリ鳴ると歩行者を煽ってるみたいで嫌だったんです。それで小型のベルを探してました。

knog Oi 購入の注意点

反対に気になる点も挙げておきます。

  • ギアレバーによっては取り付け位置が限られる
  • ベルの音は小さめ
  • 使わない割に高価

ギア操作部がハンドル部分にせりだしてると、取り付け位置が意外と限られます。「思ってたんと違う」ってレイアウトになりやすいので、事前に愛車のハンドル周りの形状をよく確認して下さい。

特にハンドルレイアウトによってはグリップから直接指が届かなくなります。ベルの使用頻度が高い人は気をつけて下さい。

それとベルの音は割と控えめです。

これはどちらかというと「落ちついた音色で不快感がない」という意味なのですが、歩行者を威嚇するためジリジリ鳴らしまくる人()には物足りない音量かも。

実際のところ「ろくすっぽ使いもしない道具をわざわざ買い換えるかどうか」が主な悩みになるでしょうか。実のところ、テスト以外では一度も鳴らしてません。

…とはいうものの、見た目の向上だけでも買って良かったです。とりあえずカッコイイもん。(∩* ´ ω ` *∩)。

まだそれほど知られてない商品なので、話題作りにもオススメですよ。

knog Oi BICYCLE BELL SILVER【日本正規品 /2年間保証】