これは判りやすい!話題の科学広告オススメ13選

最近知った一連の科学啓蒙広告がとても興味深かったので
しつこく見て回ったメモであります。

科学館が主催したものだけあって、
シンプルなビルボードながらサイエンスの面白さを存分に伝える内容です。
ロジックの可視化とでも言うんでしょうか。コピーが短いのもまた素晴らしい。

科学

1:眼筋は一日に10万回動く

【Your eye muscles move 100,000 times a day】

Science World Eyes
説明を読もうとすると視線誘導させられてる事に気づく仕掛け。

2:蚊は青い色が好き

【Mosquitoes love the colour blue】

Science World Mosquitoes
この夏は青を避けてみては如何でしょう、というライフハック。(?)

3:頭髪は毎日 約37m伸びる

【You grow 121 feet of hair every day】

Science World Hair
一瞬「え、毎日!? 1年の間違いじゃないの!?」と思うんですけど
毛髪は平均10万本生えていると言われているので一本あたりに直すと 0.37mm 。
これを一ヶ月の伸びに直すと1cmという納得の結果に。

4:人は年間430匹の虫を食べる

【You eat 430 bugs every year】

Science World Bugs
…そうですか…。
人によって随分差がありそうですよね…。
混入とかじゃなくても積極的に食べる人がいますからね…。(´、ゝ`)

5:ほとんどの口紅には魚の鱗が含まれる

【Most lipstick contains fish scales】

Science World Fishscales
キラキラ成分に使うみたいですね。ある種の岩石も使われることがあるようです。
人に対して無害な岩石は医薬品や化粧品として普通に使われてます。

6:植物はガラス越しで良く育つ

【Plants grow faster under glass】

Science World Plants
8週間のビフォー/アフター。

これは全ての植物に言えることなのか詳細条件が気になるところです。

陰樹でも陽樹でも結果は良好なのかとか
代謝に強光を必要とするC4植物ではどうなのかとか興味津々。

逆に直射日光だと光飽和するような植物に限るのかな?
いずれ調べておきたいと思います。

7:チューインガムをはがすにはピーナツバターが有効

【Peanut butter will help remove chewing gum】

Science World Chewing Gum
ガムの成分が油に溶けるため。

チョコレートと一緒にするとデロデロになるのと同じ理由ですね。
アメリカのお子様はピーナツバターがお好き。

8:テープワームは体内で22.9mになる

【Human tapeworms can grow up to 22.9m】

Science World Tapeworms
わはは…。

テープワームというのは目黒に収蔵されてるあの虫ですね。(^^;

9:ビーバーは年に木を200本切り倒す

【A beaver can cut down 200 trees a year】

Science World Beaver Trees
2日に1本。大仕事です。

10:シロナガスクジラの心臓はこの車くらい

【A blue whale’s heart is the size of this car】

Science World Whale's Heart
地球上最大生物ですもんね。

11:人は毎日1リットルの鼻水を飲んでる

【You swallow a litre of snot every day】

Science World Snot
ちなみに唾液も毎日1リットルくらい出るそうです。

12:猫の尿は紫外線を当てると光る

【Cat pee glows under black light】

Science World Cat Pee
これって猫だけ?教えてエロい人。(ΦωΦ)

【追記 : 2013/07/23 】

どうやらブラックライトで光る原因はビタミンB(特にB2みたいです。

また、猫はビタミンB群をヒトやイヌより多く要求するそうで
猫用ドライフード等では欠乏症予防のためイヌなどより多めに添加されてるとのこと。

ビタミンB群は水溶性だから摂取したそばから出てきてしまうんでしょうね。
人間の尿もドリンク剤やチョコラBBで大量摂取すると光るみたいですよ。

ある研究室HP管理人のぼやき-blog >> 尿もブラックライト当てると光る?

13:恐いときほど物はよく見える

【You see better when you’re scared】

Science World Jason
危機的状況で目が離せないっていうシチュエーションを想定してるんでしょうけど
緩慢な恐怖にも当てはめられそうですよね。

恐怖を感じるからこそ刮目するという構造は
デマを扇動する論理としても使えてしまうのでしょう。

【備考】

そういえば「国立精神・神経医療研究センター」の発表によると
イワシやサバなどに多く含まれるΩ-3脂肪酸は
恐怖や苦痛を伴う記憶を緩和させる傾向があるそうです。…ほほー。

なお、各画像データはScience World公式flickrのShare機能より引用しました。