「サンタさん本当にいるの?」って聞かれた時の答え方文例集

12月24日と言うことで世間様は浮かれ気分まっただ中ですが、この時期パーティーなどに参加すると小さい人に「サンタさんって本当にいると思う?」って聞かれることがありますね。

「サンタクロースは実在するのか?」という問いについては、1897年のサン誌に掲載された8歳の少女バージニアへ贈る書簡が有名です。でも実用文例集は色々選べた方が良いだろうということで書き貯めていこうと思います。

バージニアちゃんに続き、小さな人たちを納得させる名文句が思いつくといいなー。

余裕を持って話すために

慌てるとボロが出ますから、冷静な気持ちで答えたいものです。定番の返答でまずは自分が落ちつきましょう。

「判る!サンタなんて自分も作り話だと思ってたよ!」

耳を傾けて貰うにはまず同意から。お子さん結構食いついてきます。速いペースの話が合うので喋り慣れてる人向けですね。

「うん、それは良い質問だね」

定番ですが、考える時間稼ぎに有効。

「なんでそう思ったの?」

それなりにうまいこと言っても相手に届かなければ納得して貰えません。本人の問題意識をリサーチして良い球を返したいものです。

何か言う都度に食い下がってくる子もいますけど、反証合戦なら負けないぜ。ただし、嘘はつかない方針で。(^^

グリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタ

まず定番としてグリーンランド国際サンタクロース協会に言及するのは一つのパターンだと思います。

国際サンタクロース協会の公認サンタさんは、数々の試験をくぐり抜けてきた大変な努力家なのですから。

国際サンタクロース協会によるサンタクロース認定試験では、宣誓文が書かれた古文書をHo Ho Hoだけで朗読しなければならない決まりがあります。これを笑い話と取る人は多いんだけど、言葉が通じない国の人にもきちんと感情を届ける技術と考えることも出来るよね。

品行方正で過度の商業主義に走らない限り、本物のサンタさんってことで良いのではないでしょうか。人々の幸せを願って奔走し、子ども達の笑顔を引き出す事が出来るのなら、ただのコスプレサンタとは天と地ほども違うのですし。

それを保証してやれるのは周囲の大人の仕事だと思うのです。

クリスマス飾り

日本の家には煙突がないのにどうやって入ってくるの?

「西洋には暖炉があるから煙突から入ってくるのであって、煙突がなければ他の開口部から入ってくるよ」と真顔で答えれば良いんじゃないですかね。

どんな高気密住宅だってゴキブリは入ってきますし。(何)

技術技術論の範囲で話を展開させる

多少逃げなのですが、技術的な部分だけで話を完結させて核心に踏み込ませないのもテクニックです。

「どうやって空を飛ぶの?」と聞かれたら
「時速200キロを越えれば揚力が発生して自然と浮くけど、一般的なトナカイと比べたらずっと速い。さすがサンタのトナカイだ。」

とか。

「昔はそりで普通に配ってたけど、子供の数が増えるにつれて一晩で回るにはスピードアップせざるを得なくなったの。」

「今は子供の数が20億人くらいいるから、第一宇宙速度(7.9 km/s)を超えて世界中を飛び回ってることになるよね。」

「毎年NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)がサンタの追跡調査をしているけど、周回軌道にある人工衛星にぶつかったらお互い危険だから非常に意義ある活動だよね。」

参考:Tracks Santa – NORAD

サンタは貧しい者のところにやってくる

「サンタなんか居ない、パパがおもちゃ買ってるの知ってるもん!」

良くある話ですね。いないならいないでムキになることないと思うんですけどね。

サンタのモデルとなった聖ニコラウスのエピソードが「貧しい家に対する施し」だったことを忘れてはいけません。聖ニコラウスの配り歩いた金貨によって、その家の娘たちは身売りを免れ 親元に居続けることが出来たのです。

「サンタさんはいるよ。でも世界中の子供におもちゃを配ってるって言うのは嘘で、貧しい子や病気の子を重点的に回ってるんだよ。普通の子は後回しなの。君のお父さんはサンタが間に合わなかった時のことを見越して念のためにとプレゼントを用意したんだろう。

つまり、君は幸せ者だからサンタが来なかった。何か文句ある?」

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本稿は実例発生し次第いろいろ追記する予定です!