街でキュンキュンするしかない高校生カップルを見てしまい、思わずこっちまで無駄にキュンキュンしてしまったので学生時代の持論などを無駄にお届けいたします。
恋は落ちるというより感染るもの
英語で fall in love と言う通り、恋は落ちるものとされています。ただ、あの「すーっと重力が変わる感じ」は風邪ひいた感覚と似てるような気もするのです。
その点 日本語の場合は「恋の病」なので、こっちの方が実感に近いかも知れませんね。
恋愛症状の発症と寛解(かんかい)
恋愛の発症が疑われた際は早めの対処が大切です。よく「恋の病に塗る薬なし」などと言いますが、熱に浮かされるような恋心は「流行病(はやりやまい)」の一種です。感染症なんだから塗り薬なんて効くわけありません。
恋の病の典型的な初期症状は発熱です。一過性の感染症であれば、熱が下がったころに抗体が作られて体も強くなっていくでしょう。
ただし抗原のタイプは無数に存在するため、恋の病そのものは何度でも繰り返しかかることに注意します。場合によっては、最初の症状が治りきらないまま同じ病原体に何度も罹患(りかん)することさえあります。いわゆる「惚れ直し」と呼ばれる現象です。
一つ注意してほしいのは、恋愛は決して恐ろしい病気ではないということです。たとえ完治しなくても、強い求愛症状さえ抑えられていれば十分な社会活動を営むことが可能です。前向きに病状を受け入れることが大切と言えるでしょう。
むしろ文芸などの薬剤によって症状を押さえながら共に生きる「寛解(かんかい)」状態こそが高いQOLを生むと言って過言ではありません。
恋愛アナフィラキシーショック
一方、特定の抗原に強く反応する恋愛体質だと劇症を起こすことがあります。
体のコントロールが効かなくなるため、自家組織に対して拒絶反応を起こす危険な状態です。
予後にも十分な注意が必要となります。しばらく刺激の強い生活は避け、焦らず回復を待ちましょう。
民間療法はこじらせる危険あり
また、自分の恋愛症状と向き合わずに偽薬まがいの占いを取り込むと、本来の治療が困難になることもあります。
特に陶酔を伴う興奮状態に陥った場合、治療方針が定まらないまま不用意に感染源に近づくケースも多数報告されています。全能感を求める恋愛中毒症状に近いものと考えられていますが、神経にまで達すると後遺症を残すことも少なくありません。
ほんのおまじないだと思っていても、度が過ぎると体を害します。「のろい」も「まじない」もどちらも同じく「呪い」と書くことに注意しましょう。
古来から伝わる生薬だからといって、必ずしも穏やかに効くわけではありません。
閉鎖環境での恋愛パンデミック
閉鎖環境における集団感染は、時に社会問題にも発展します。
湿度を低く保つ
一般に恋愛感染は湿度が高いと重篤化する傾向にあります。
閉鎖環境で恋愛熱が広がると著しく空気が淀むので、早め早めの換気を心がけましょう。アウトドアレジャーなど、適度な日光に当てることで症状が緩和する場合があるので参考にして下さい。
青年期の重症化に注意
幼年期に無菌環境で過ごすと恋愛に対する抵抗力が非常に低くなり、感染力の高い病原体が紛れ込んだ際に爆発的な勢いで感染者を生むことがあります。
これが、俗に言う恋愛パンデミックです。
保菌者との濃厚接触により、病原型が合わない層にまで発熱を確認した場合は直ちに避難してください。思いもよらない感染経路から劇症に発展することがあります。
別学出身者の多い環境では複数の共学出身者と連絡を取り合って身の安全を確保して下さい。
パンデミックを起こした感染地域には近寄らないのが鉄則です。WHOの避難勧告に従って下さい。
あれ、恋かな…と思ったら
「何だか熱っぽいな」と思ったら恋の始まりかも知れません。
冷えは万病の元
冷えるとちょっとしたことで恋愛にかかりやすくなります。
劇症性の恋愛でなければ、それほど問題はありません。とりあえずしばらく暖かくして様子を見ましょう。
慢性的な愛情への進行が見られるようなら痛みをコントロールしながら過ごすフェーズに移ります。穏やかな愛情はむしろ体調管理を見直す良い機会となるでしょう。
潤いを補給する
乾燥も恋の進入を許しがちです。
ひとまずアイドルや俺の嫁など、これまで使っていた保湿剤を試してみて下さい。常用薬でも潤い効果が見られない場合は新型の恋愛症状が疑われます。
患部をよく観察してみて、過去似たような場所が繰り返し痛む場合は既往歴を洗い出す必要があります。
ツボ押し
あと、軽い恋愛症状の対処として意外とオススメなのがツボ押しです。
さりげなくジョークやネタを飛ばして反応を確かめてみましょう。笑いのツボが合う相手とは良い経過が期待出来ると思います。
笑いのツボ大事ですよ。めっちゃ大事。
食事をする(ところを見る)
別にデートしなくても学校や職場が一緒なら食事時に居合わせることくらい出来るでしょう。
食事風景の観察は恋愛スクリーニングテストとして非常に有効であることが知られており、こうした所作が生理的に合わないと後の交際に響きます。
薬を飲む
うっかり熱っぽくなっちゃったけど、よく考えたらコイツだけはダメ、ゼッタイ!…というときは少し強めの薬を飲んで一気に直してしまいましょう。
たまに薬が強すぎて中毒症状がでちゃうこともありますが、一緒にやっていけそうだったら恋の道をひた走ってみれば良いのではないでしょうか。
どーぞお幸せに。(・∀・)
※正直疫学の方が近いかなぁとも思うんですが、語呂が良いのでこのままで。
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