アシナガバチの躍り食い

アシナガバチは園芸家にとって敵にも味方にもなる存在です。そんなアシナガバチを躍り食いした経験談というか何というか。

アシナガバチの躍り食い

そぞろ歩きの最中に、マイホーム建築中の女王蜂をみかけるといよいよ暖かくなったなと思う今日この頃。

そして夏が来れば思い出すのは、幼いころ蜂の子を躍り食いした記憶なのであります。

アシナガバチはガーデナーの益虫

この時期、市の広報を広げると「アシナガバチはスズメバチ科で大変危険なので駆除は専門業者に」といったことがアナウンスされます。ただ、園芸好きの個人的としては「毛虫を駆除してくれる同居人」くらいの認識でいます。

要塞みたいな巣を作るスズメバチと比べると巣もコンパクトだし、共存できるものならなるべくそっとしておきたい感じですね。

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ちょっと有機偏重なところがあるけど、ガーデナーのための虫ガイドとしては良書。

アシナガバチの巣の駆除方法

しかし普通に歩いてぶつかるような所に営巣された場合は駆除せざるを得ません。

その際は高枝切りばさみでつまんで水張ったバケツに突っ込んで放置しておくと親アシナガバチは巣を捨ててよそに出て行きます。そして残った巣に幼虫が残りますね。

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虫毒を抜く道具。蜂以外にもムカデとか割と出番あります。

昆虫食とアシナガバチ

蜂の子と言えば昆虫食の代表です。昨今では国連が昆虫食をリコメンドするほどの勢いですし、殺生したからには最後まで始末するのが礼儀だと思うんですが これまで駆除した巣は捨ててしまっていました。

子供のころ、親に「飢饉が来たらこう言うものも食べられないとダメだ」とか言われてアシナガバチを無理やり食べさせられたことがあって長年苦手意識があったんです。

いや、昆虫食が苦手なわけじゃないんです。昆虫食は出されれば普通に食べます。イナゴの佃煮美味しいと思うし、勢い蜂の子だって食べられます。調理されてさえいれば。

でもその時は生きたままの躍り食いだったので、口の中で暴れる幼虫をなかなか噛み切れず涙目で舐め続けていた思い出が今も鮮明に思い出されるわけですよ…。(´・ω・`)

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混ぜご飯が定番のミツバチ。

次にアシナガバチの巣を駆除したら食べる予定

「命を召し頂いて生きてるのだから食は大事にしたい」と思う自分にとって、子供の頃に丸呑みしたアシナガバチの食体験は罪悪感が残る出来事でした。

そんなわけで近ごろは昆虫食を真面目に研究してる方々を眺めつつ少しずつ試してみようかなと思ってる今日この頃。

もちろんちゃんと調理はします…っていうか、昆虫食を推進してる人達も「感染症が怖いから生食はやめて」って言ってますし。

出所が判らない生き物を食べるのはダメなんですけど、虫の判別って園芸趣味に通じるところもあるんですよね。食草から毒を持ってるかどうかの判別がつきやすかったりするので。

ハチが営巣し始めたら食べるつもりで追いかけ回すといなくなる

そんなわけで、周囲にいくつも作られる蜂の巣が大きく育つのを生温かな目で見守ってたんですけど、次々と夜逃げされる事態が発生して困惑してます。

人間がしょっちゅう監視しているから落ち着かなかったみたいですね。実はこれって新手の蜂の巣駆除法たり得るのでは?

( ˘ω˘){ハチが営巣を始めたら食べるつもりで追いかけ回すといなくなる…という新説をご提案して本稿を閉じたいと思います

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毛虫でも食べられるのがあるんですね。

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丑の日だったので…つい。食草によって風味が違うようです。

旧題:ホップ、ステップ、アシナガバチの躍り食い