現在、国立科学博物館にて好評開催中の 特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」
私も存分に楽しませて頂きましたが、公式ページのキャッチコピーである「この夏、伝説の”ダイオウイカ”にあう。」…ってところが個人的にちょっと引っかかっております。
だって…そうでしょう?
天下の科博がデマこくんでねぇ!
国立科学博物館 常設展のダイオウイカ標本がガラガラ
そう、科博好きなら知ってます。
伝説も何も、国立科学博物館には最初から立派なダイオウイカがいらっさるんであーる。NHKのダイオウイカ番組で一躍有名になった窪寺博士って 他でもない科博・標本センターの方ですからね!
そもそも深海特別展は夏と言わず10月までやってるし、いわんや会期が終わろうとダイオウイカは逃げも隠れもしないのであります。(多分)
でもガラガラだったよね。小ホールごとに数えるほどしか居やしねぇ。特別展での人混みは一体何であったか。
科博 常設展の美しい標本群
個体標本に限って言えば結構な割合で展示内容が被ってますし、個体差や固定方法の違いで完全に印象が別物です。これは絶対に両方見るべきで、特別展だけで帰っちゃうのは本当もったいないのにな。
個人的には常設標本の方が断然好みです。
ちなみに特別展のダイオウイカ標本がこちら。冒頭の常設展との違いを比べてみてね。実際、特別展「深海」もダイオウイカ祭りの裏で見過ごされがちな小展示が非常に味わい深かったです。
仕込みの理系小ネタが楽しい併設レストラン
あと科博の地球館2階にあるレストランも行ってきました。付け合わせの野菜が何とロマネスコで、こういう気遣いがにくいんだよね。
ロマネスコとは、近年人気がある西洋種のブロッコリーです。その特異な形状から、フィボナッチ数列とかフラクタルとかをキーワードにして理系の人達がウフフってなる感じの品種ですね。
平凡なチキングリルの付け合わせに ロマネスコがくっついてきたってだけの話なんですけど、「科学館のレストランに入った~!!」…って気分を盛り上げてくれた嬉しい演出でした。(^^
科博めぐりは時間に余裕を持って
朝から夕方まで見て回ったにも関わらず全然周り切れてないんですが、そろそろ帰らねばって時間が迫ってきたので、この続きはいずれまた…。
巨大クジラに見送られて科博を後にします。シロナガス君ばいばい!
ちなみにこの後、上野近辺をピンポイントに襲ったゲリラ豪雨に巻き込まれて 散々な目に遭いましたとさ…。(;´Д`A
ダイオウイカおよびロマネスコの写真はWikipedia commonsに従い利用しました。(まさかのイカ写真を撮りそびれました。引用写真は科博収蔵の同一標本です。)
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